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Fantasy World Online  作者: 棘田 清棘
赤の失敗
30/76

二十八話

逃げろと言われたメンバーは言葉の通りに撤退していた

しかし、フィールドから出たわけではないのでボスは追ってくる。それを、ARASHI一人で後ろに行かないように引き受けていた


その光景を見て、自分が出した指示にもかかわらず、Redは呆然としていた

それもそのはず、ここで撤退するのはどう贔屓目で見てもおかしいからだ

その証拠にも、出口に向かわずに次なる指示に対応できるようにRedの周りに集まっていた


そして、当然にもARASHIのHPが半分を切り、撤退しなければいけなくなり

その代わりとして、Redともう一人のMyuuと言う盾役のプレイヤーではなく、Youが出た


Youはできつ限りの攻撃を避け、避けきれないものは剣で受けるか、ファイヤーシールドなどのシールド系と呼ばれる防御魔法で受け止めていた


そして、Redはまわりの視線に気づき、慌てて指示を出す


「すまない、先ほどと同じ展開で頼む。最初の盾役はミューさんよろしく頼む」


そしてRedたちは再び先ほどと同じ様に展開した


この時、既にYouのHPは3分の一以上減らしていた

そこにMyuuが到着し、交代すると、回復薬の人の魔法と、回復アイテムを使い、体力を回復する


そして、Myuuが劣等竜の攻撃を受け止める

Redは先ほどのように「逃げろ」と叫びたくなるが、それは先程の繰り返しになるだけと自身に言い聞かせ、なんとか平常心を保とうとする


それでも叫びそうになり、口を開いてしまいそうな時はどこからもなく魔法や、剣が飛んでくるので、叫べずにいた

その犯人は言うまでもないだろう


どれほどの時間が経っただろうか?

劣等竜のHPもレッドゾーンに入った。つまりは、劣等竜の攻撃にブレスが加わったのだ

そしてあの時と同じ、ブレスの態勢に入った


「ブレスが来るぞ、みんな気をつけろ!」


その言葉を聞き、すべてのプレイヤーは左右に開き、劣等竜の正面を回避することでブレスの範囲外に逃れた


「みんな、畳み掛けるぞ!」


Redは安心しきっていた

彼は決して一人ではないことが再認識させられ、一人ではないのだから周りに頼ることも覚えた

これはなんでも一人で出来てしまったRed、つまり明智完二には初めてのことだった


人が死んでしまう恐怖は武智雄介(You)がどうにかしてくれる。

あの時の光景は一生忘れないだろうが、公開もするだろうが、Red恐怖に囚われることはなくなった


間違う寸前に、武智雄介(You)が元に戻してくれる

自分はひとりじゃないのだから、これからも間違えそうになってもきっと武智雄介(You)が正してくれると信じられた


甘えた考えかもしれないが、感じにとっての救世主(雄介)はそれだけ大きかった


「シールドバッシュ」「居合切り」「連打」「「双牙」」「ファイアートルネード」「ウインドストーム」「インパクトアタック」「暗黒の騎士の一撃(ダーク・ザ・ナイトスラッシュ)」「ダークスラッシュ」「ホーリー」


剣が、魔法が、ナイフが、盾が、拳が吹き荒れる


「魔法剣!」


そして、Youの青白く光る剣が劣等竜を切り裂く


攻略組の中でもトップレベルのプレイヤー達の攻撃によって今までにないスピードで劣等竜の体力がなくなっていく


そして、あと数擊で倒せる。といったところでプレイヤー達の攻撃が止まった

プレイヤー達がRedに道を作るように左右に広がる


そこに来て、Redにも意味が理解できた

最後はRedが持っていけ。っということだろう


「“ヒーリング”」


そこには神官服を着た、Redの作ったギルドに所属するの髪の少年がいた


「いけ、友よ」


この少年は、少しナルシストなのが玉に瑕だ


次に来たのは気の弱そうな緑髪のHUUだ


「“アタックアップ”“ガードアップ”元に戻ってくれて嬉しいです」


そう声をかけられた。それほどまでに心配をかけたのだろう


Redは前に走り出す


劣等竜は右爪を後ろに引く

おそらくは左右の爪による二連撃だろう


右の爪が迫ってきたが避けない


双子のReki、Renaが防ぐとわかっており、予想通りに防いでくれたからだ


「「行け」」


二人は左右対称の動きで爪を弾いたあと、そう言ってきた


左の爪が迫ってくるがそれもよけない


「“召喚 シールドゴブリン”」


委員長キャラのMIRUの召喚獣によって止められる


「あなたはまっすぐに進んでください」


二つの爪を防がれた劣等竜にRedが切りつける

僅かにHPが残ってしまったが問題ない、返す剣で切りつけようとする


そこで最後の抵抗に劣等竜はブレスの体勢を取る

切りつけてもそれに構わずにブレスを放ってきた


僅かに体硬直するが、すぐに無視して剣を引く


「“ウォーターシールド”“魔法剣”」


水の盾と青白い光を放つ剣が防いでくれた

そこに立つのはYouだった


「さて、ラストアタックはレッド、お前がやれ」


いつかYouにRedが言った言葉をかけられる

それに無言で頷いた


そのまま竜の眉間に向かって突きを叩き込んだ


今度の更新は4月1日に更新する予定です


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