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花火  作者: あさひ
第三章 八月六日
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八月六日④



 最悪。何でわたしが殴られなきゃ行けないの。叩かれた頬が熱を持って腫れている。

 足も痛い。明日には痣になってる。

 あの色眼鏡のカメラマンみたいな男、結局止めきれて無いじゃない。


 あいつ、あの岩木とかいう男。絶対許さない。


 でもあんなに焦ってた。わたしのスマホを奪おうとしてた。

 

 スマホを鞄から取り出して時間を見ると、まだチェックアウトをしていなかった事を思い出した。

 二人部屋だから、もしかしたらもう一泊するかもと軽薄な考えをした自分が馬鹿だ。


 え、あいつ警察官なの。

 岩木のアイコンをタップし二枚目のプロフィール画像を見ると、交番の中で呑気に欠伸をしている姿が映っていた。


 アプリの内容。動画の内容。ひとつひとつ整理しようとする。


 身代わり? 花火大会? 仕掛け?


 頭の中で、意味が爆散する。


 だとしたら、やっぱり本当なのかもしれない。じゃなければ、警察官が一般市民に暴行を働くなんてありえないよね。


 わたしも行かなきゃならないという事になるんだ。その身代わりを、あいつはわたしにさせようとしたんだ。


 わからないどうすれば良い。

 とりあえず、一旦、旅館に戻ってチェックアウトしないと。

 あと二十分しかない。ギリギリだ。

 

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