倉庫の交戦5
身を起こすと、
巨漢は失った右腕から血を滴らせながらも、なおも立っていた。
怒りの熱が体中に膨張したように、血管が浮かび上がる。
(まだ、動けんのかよ……)
巨漢が荒い息で睨みながら、遊馬に近づく。
「遊馬!」
遊馬は、床に這いつくばっていた。
身を起こそうとしていたが、すぐに立ち上がれる状態ではない。
反射的に、体が動いた。
拳を握り、横から、巨漢の顔面目掛けて振り抜く。
鈍い衝撃。
拳が顎を捉え、骨を軋ませる音が響く。
巨体がよろめき二、三歩後ずさる。
わずかに、動きが止まる。
(効いた…のか?)
巨漢の顔がゆっくりとこちらを向いた。
血走った目に理性の色はなく、ただ本能のままに獣が睨む。
次の瞬間、巨漢の足が床を蹴り、棚が揺れた。
巨体が弾かれたように突っ込んでくる。
「っ――!」
咄嗟に身をひねって躱し、拳を打ち込む。
顎、蟀谷、鳩尾。
一撃ごとに鈍い音が響く。
確かに効いている。だが止まらない。
巨漢の左腕が唸りを上げて横殴りに振るわれた。
「ぐっ……!」
腕で受け止めた瞬間、全身が軋む。
弾き飛ばされ、背中が棚に叩きつけられた。
肺の奥から空気が漏れる。
膝が笑う。
視界の端で、巨漢が再び動いた。
(強ぇ……!)
避けられない。
拳が振り上げられ、
その影が頭上を覆う。
「――くそっ!」
反射的に腕を交差する、だが、防ぎきれない。
その瞬間――。
シュッ――風を裂く音。
赤い光が閃く。
世界が一瞬、止まった。
巨漢が、膝から崩れて、落ちる。
遅れて、首から赤い飛沫が宙に散った。
その向こう――
遊馬が、血濡れた短刀を握り、立っていた。
薄暗い倉庫の中、刃が微かに光る。
その赤が、静かに滲んでいた。
―作品内容とは関係ありません
一つ気づいたことがあります
AIの読解はまだまだでした
なんか、変な評価してるな
変な修正案出してくるな、と思ったら
倒置法に弱かったのです
結果→原因 と、書いたのですが 原因→結果と読んでいました
バグを見つけたような感じがしました
「説明書」「論文」を多く読んでいた結果だそうです
人間の平均レベルの読解力を期待してしまいますが
まだまだのようです
5行目と6行目も誤読しました(”倒置法に” ”結果→” のとこ)
と書いて、もう一回読ませたら、今度はちゃんと気づいた




