↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
11/37

第10話:音楽講座2 手取り足取り

 ルシティと人間とは、その後も音楽の話を繰り返したが、手取り足取り教えているようなもので、音楽談義と呼べるようなものではなかった。


「DSRとバンド・メーカーを立ち上げてください。バンド・メーカーの鍵盤でコードをループさせ、鼻歌を思いついたらピアノロールに打ち込んで」

 人間は書き込んだ。『FM7ってファ・ラ・ド・ミ?』


 ルシティは呆れながら「そうですよ」と呟いた。「――FM7と、どんなコードをサビに使用していますか?」

 人間が書き込んだ。『A7』


「A7。――ラ・ド♯・ミ・ソですね。おめでとうございます」ルシティはそんな人間臭い台詞を言わなくてよかったが言った。「ドの♯、黒鍵が登場しましたね。もう初心者なんてことはありませんよ――」


 Signoがぼそっと言った。「『黒鍵のエチュード』なんて曲がありますもんね。ショパンは不穏すれすれの、黒鍵のやわらかい、魅惑的な響きをまず子供たちに教えるべきだと言った――黒鍵は『禁断の果実』そのものです。で、その続きを見せてほしいものだね、初心者君」


 ルシティが受けた。「まさか、もう初心者なものですか。――あなたはもう立派な、作曲者ですよ。FM7→A7、続きは?」

『さびで、これをくりかえす』また平仮名か。



不定期更新。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。