休日
エンバートが相変わらずの……あれ?
マリーとクライの二人と初めて話をしたあの日から数日
エミリオを起こすのに苦戦し
エンバート先輩とマルゴー先輩の話を聞いたり、
マリーとクライの勉強に付き合って、
シャルと中庭でばったり会って話したり、
少しずつだが馴染んできている。
そして、今日は学校来てから初の休日。
新入生がゆっくり出来るよう3日も休みになっている。
「おはようございます。」
「おはよー」
「おはよう。」
本日は先輩方に街を案内してもらうことに
何故か二人は休日なのに学生服を着ている。
「おはようございます!」
「おはよ、ございます。」
話をしたら、マリーとクライも同行することになった。
エミリオは他の予定があるからと来ていない。
マリーは歩くのを考慮してか、ラフな感じ
クライは、シャツにボトムスの簡単な格好
「マリーちゃんとクライ君だよね!僕は、エンバート先輩だよーよろしくね!」
「マルゴーです。よろしく。行こうか」
この街はルクシュルージュをぐるっと囲むようにある学生街だ。
学生が不便にならないようにと配慮されているらしく、一通りの物は揃う。値段も良心的
ここで商売するには一定の条件があり、悪い商売人はいないとのこと。
「まずは、イルビア君の用事を済ませちゃおー!」
エンバート先輩はスキップでもしそうな勢いで街を歩く。
その横をマルゴー先輩は溜め息をつく。
「すみません。折角の休日を…」
「いいんだ。予習復習して過ごすよりも断然こちらの方が楽しい。…あの馬鹿が何かしないか不安だが…」
「アハハ…。」
***
当初の目的の便箋を買うことが出来た。
春らしい桜の絵柄が入っている(マリーが選んでくれた)
先輩に色々と聞きながら街を練り歩く。
この店はご飯が美味しいとか、服はこの店など
エンバート先輩が率先して説明してくれる。
お昼になり、歩き疲れたのでお勧めのお店に入ることになった。
「いらっしゃい。」
落ち着いた雰囲気の喫茶店だ
シックな家具にレトロな食器…マスターも渋い方だ
「ここはねー何でも美味しいよー」
エンバート先輩はニコニコとメニューを渡してくれた。
「うは~!一杯あって迷います!」
マリーは目をキラキラさせながら見る
「食いしん坊…」
クライは呆れたようにマリーを見る(前髪で見えないが)
「うるさい。あ、このパフェ美味しそ~!!!でも、このケーキも捨てがたい!!」
「どちらも美味しいよ。良かったら半分こする?」
「いいんですか!?是非!マルゴー先輩は何にされますか?」
「私は…こっちかこれに迷ってる」
「いいですね!」
(…女子トークについていけない…)
僕たち男子は目を合わせて頷いた。
他の人目線とか書いてみたいけど…
戦闘回が遠くなるから止めておこうと思うこの頃




