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第5話:学校に記者襲来!? 友人たちと守る、七海の秘密



 


朝――

不穏な空気が、校門前から漂っていた。


 


「……あれ、ヤバくね?」


 


登校した俺の目に飛び込んできたのは、

カメラ片手のスーツ姿の男たち――そう、芸能記者だった。


 


「おいおい、マジで学校まで来んのかよ……」


 隣で呟く陸の声が震えていた。

 奏はスマホで即座に検索し、ため息。


「“Seven☆Days”のスキャンダル、昨日の会見じゃ収まらなかったか……

 これ、ガチで狙われてる」


 


 ――やばい。

 もし七海が登校したら、写真撮られる。

 同じ学校に俺がいることもバレたら、一巻の終わりだ。


 



 


「悠翔、どうすんだよ!」


「七海をどうにかして登校させないと!」


「いや、そもそも俺らが記者の気を引くとか……?」


 


 俺の友人たちが、全員集合していた。

 陸・奏の他に、青山蒼士、川口蓮、藤咲絵里、長谷川真央、三好拓海。

 全員、放っておけない性格のヤツらだ。


 


「俺、バスケ部の連中に声かけて、わざと騒ぎ起こすわ」

 →青山


「生徒会室から“無断侵入者”として学校側が排除する手続きする」

 →川口


「SNSで“フェイク情報”流して、記者たちを別の場所に誘導する」

 →絵里


「……図書館で震えてるだけで許して……」

 →長谷川


「お、俺も走り回る! 役に立つ!」

 →三好


 


 ――やべぇ、こいつら最高だ。


 



 


 俺は即座に七海に連絡を取った。


『今日、登校しなくていい。学校に記者が来てる』


『……でも、私、逃げたくない』


 


 七海は迷っていた。

 芸能人として、逃げる=負けだと思ってるんだ。


 


『だったら俺たちが、学校で時間稼ぎするから。

 七海は堂々と、午後から登校しろよ。

 アイドルだろ? 堂々としてろ』


 


『……わかった。

 ありがとう、悠翔。愛してる♡』


 


 



 


 その頃、芸能界でも別の動きが。


 


 《Seven☆Days》の控室。


 メンバーたちが、心配そうに七海の会見を見ていた。


 


「七海、大丈夫なの?」

 → 白石凛しらいし りん:クールな副リーダー。


「ナナちゃーん、守ってあげるー!」

 → 桜庭花音さくらば かのん:天然甘えん坊。


「事務所、ほんともっと守ってくれよ……」

 → 鳳条紫音ほうじょう しおん:お姉さん系毒舌。


「七海ちゃん、今日もライブ、頑張ろ?」

 → 雪村玲奈ゆきむら れな:癒し系ムードメーカー。


「マネージャーがなんとかしてるって言ってたわ」

 → 西園寺小春さいおんじ こはる:真面目な最年少。


「私は歌に集中するから」

 → 橘ひまり(たちばな ひまり):職人気質のパフォーマー。


「男関係とか、アイドルには付き物だろ。気にすんな」

 → 黒瀬翼くろせ つばさ:姉御肌リーダー。


「よし、みんなで支え合おう!」

 → 望月陽菜もちづき はるな:元気印のまとめ役。


 


 こうして《Seven☆Days》の9人は、

 それぞれの想いを胸に、ライブステージへ向かっていった。


 



 


 昼休み、学校の記者は全員、校外へ追い払われた。

 友人たちの奮闘のおかげだ。


 


 放課後、七海が学校に現れた時――

 彼女は、堂々としていた。


「ねぇ、なに見てんの? こっちは忙しいんだけど?」


 記者たちも、すでにいない。

 七海は、無事だった。


 


 



 


 その夜、俺は久しぶりに姉の家に顔を出した。


「悠翔、ちゃんとご飯食べてるの? 無理してない?」


「うん……姉ちゃんこそ、子ども泣かせてない?」


「もう、悠翔はいつまでも弟なんだから」


 


 両親が事故で亡くなってから、

 姉二人がそれぞれ結婚して、俺は今、一人暮らし。

 時々こうして、姉夫婦の家に顔を出しては、家族の温もりを思い出している。


 


 でも今は――

 家に帰れば、俺には“もう一人の家族”が待っている。


 


「悠翔、おかえり♡」


 甘い声で迎えてくれる、

 世界一大切な“妻”が。


 


 




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