休日 2日目−ブレックファースト(後編)
《さぁ、朝食をみんなで食べようではないか!》
何故か、ラントだけがはしゃぎながら、皿の上の蓋を開けた。そこには、鯖の味噌煮が乗っていた。その他、鯖の骨を煮込み、エキスを取り出し、鯖のエキスをふんだんに使った味噌汁や鯖を細かくし、パラパラにして、ご飯に塗した鮭ご飯ならぬ、鯖ご飯が用意されていた。
『めちゃくちゃ、和食じゃないですか……しかも、鯖オンリーって……』
《これこそ、我が社が開発した【THE 鯖定食】だ! どうだ? 美味そうだろう!?》
『か、開発したって……作ったの間違いでは……?』
《何を言うか! これを作ったのには、ちゃんとした理由があるんだぞ!?》
『り、理由……ですか? それは一体……』
《まぁ、食べてからにしようじゃないか》
『気になりますが、確かにそうですね……フミャも待ち切れない様子ですし……』
目の前に鯖があれば、猫は余裕で食い付く。
そして、あっさりと釘付けになってる正直な猫がチェフのすぐ隣にいた。
フミャの目は神々しく、輝いていた。
『はい、もう戴きましょう。冷めたら、勿体無いですからね』
《そうだね。では、手と手を合わせて、合掌!》
『小学生かっ!』
チェフは見事なツッコミを入れた。それに少し驚くフミャとラント。
騒がしくも美味しく、楽しい雰囲気で朝食を食べている三人をメイド長はスナイピングスコープで拝見していた。




