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猫にこんばんは  作者: 犬鳴 椛子
第五章 休日にこんばんは 2
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休日 2日目-ブレックファースト(前編)

 とびらは開かれた。


 チェフの目線の先には予想通り、ニヤニヤニタニタしながら、チェフ達を見ている腹ただしい神様ラントがいた。


《おはよう、チェフ君にフミャ君。目は覚めたかな? ん~? チェフ君は顔色が悪そうだね? それに引き換え、フミャ君は元気そうじゃないか?」

「うん! 落ちるの良かった!」


《ふむ……》


一瞬、ラントが真面目な顔になったが、すぐにニタニタした顔に戻った。

『……ラント様、何を考えておられたのですか?』

チェフはその表情を見逃してはいなかった。


《何も無いよ? 今日もフミャ君が元気で可愛いなって思っただけだよ》

『ロリコンですね……』


ラントは誤魔化したつもりだろうが、チェフは嘘だと見抜いていた。長い間、秘書をしていた経験による感であろう。

しかし、敢えて、深くまでは追求しなかった。朝から面倒事は嫌だからであった。


《まぁ、それでも構わないさ。朝食にしようじゃないか》

『良いんですか……。相変わらずの助平スケベですね……。て言うか……』

「ご飯ないの? 何も無いよ?」


朝食と言いながら、テーブルに食事は何も置かれていなかった。


《お楽しみは最後に取っておくものだろう?》

『意味が分かりません。早く食べたいのですが?』

《まぁ、楽しみにしてなさい》

「早く食べた〜い!」

『全く……朝から騒がしいわ……』

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