休日 2日目-グッドモーニング(中編)
フミャはバッチリ着替えて、ウキウキしていた。対して、チェフはジャージに一旦、着替えていた。実はノリ気ではなかったのだ。
もし、このまま部屋の外に出たら、神の視界から逃れる事はできないからである。例のGODPCによって、誰がどこに居ようと監視する事が出来る。唯一、男子禁制の間のチェフの部屋を除いて……
だから、外出は基本的にしないのであった。ある意味、ラントが原因でインドアになったと言っても、過言ではないだろう。
『ね、ねぇ? フミャ?』
「ん? なぁに? チェフ?」
フミャは元気良く、返事を返す。
『あっ……えっと……やっぱりさ……。部屋で遊ばない……? わたし、外は……ちょっと……』
チェフはオドオドしながら、問いかけたが、フミャの答えは真逆だった。
「チェフは、お外行かないの……? わたし、行きたいな?」
フミャは、寂し気な瞳でチェフを上目使いで見つめた。
『うっ……そ、そんな顔しないでよ……。もぅ……分かったわよ……。ちゃんと行くからさ……。だから、寂しそうな顔しないで? ね?』
「うん! チェフの為なら……わたし、なんでもするよ!」
『んっ? 何でもする? ほんとに?』
「うん! するよ!」
素直だ。素直過ぎて、こっちが頭がおかしくなりそうだ……とチェフは本能と葛藤していた。
そして、ノリノリ猫と脳内奮闘秘書の二人がエレベーターの方へ向かった。




