休日 1日目−バスタイム7(後編)
『それにしても、案外、素直で安心したわ。これなら、楽に洗えそうだわ』
シャンプーでフミャの頭を洗いながら、安心していた。
『それにしても、良い髪だわ……。でも、わたしの髪質と似てる気がするわね……? そういえば、フミャと似てるとも言われたような……。う〜ん……鏡が曇って、今は分からないわね……。先に見ておけば良かった……』
軽く後悔しながら、髪をワシャワシャと洗っていると、シャンプーの一部がフミャの目元に付いてしまったが、チェフはそれに気付かないまま、洗い続けた。
その時、フミャが目を覚まし、薄目だが目を開いてしまった。その瞬間、言葉にならない悲鳴が風呂場で木霊した。
「ふみゃぁぁぁああああああああああああ!!!?」
物凄い目の刺激に耐え切れずに悲鳴をあげたフミャは、台車から転び落ち、ゴロゴロと左右に転がり、踠いていた。
チェフは耳を抑え、グラグラする頭を必死に保った。
『っつぅ……。なんて悲鳴……。ほら、フミャ! お落ち着きなさい! 今すぐ、洗ってあげるから! ねっ!? ジッとしてなさい!』
「い、痛いよ……! 目が……目がぁあ……!」
あまりの激痛に悶えるフミャ。
そんな中、大きく揺れる胸に目がいってしまうチェフがいた。
『もぅっ!この胸デカ猫ぉ!』
チェフは、お湯を顔目掛けて、シャワーの湯をかけまくった。ほぼ、八つ当たりにも見えた。
『ほら! 目も開けなさい! じゃないと痛いままよ!?』
フミャは、痛いのは嫌なので、指示通りに目を開けた……のだが……
「どぉしゃ……ぶりぃ……にゃぁ……」
フミャは白目を向いて、再び、気絶してしまった。
『はぁ……。これは……先が思いやられるわね……』




