第22話 彼からのお別れのメッセージ
8月31日。
お昼ごろ、彼から突然、お別れのメッセージが届いた。
内容は以下の通りだった。
<千歳、今日はお別れのメッセージを書きます。僕の命に限界がみえてきました。もう人生長くない気がします。>
<今日までいろいろありがとう。たくさん千歳との思い出を作れました。>
<2月5日に結婚式を挙げて、約7ヶ月間夫婦でいられたね。ありがとう。千歳と会えたのが人生最高の幸せでした。ありがとう。>
<また、来世で会えたらいいね。今度はしっかりとした夫婦で。>
<千歳、長生きしなさい。良い人と結婚して子ども産んで、幸せな家庭を築いてください。あと両親も大切にね。未来を頼むよ。>
<今日でお別れです。もうメッセージはしないと思いますが、悲しまないように。長生きしなさいね。>
<今日までありがとう。さようなら。>
私はそのメッセージを見たとき、呆然とした。
そして、今までの彼との出来事を思い出して、泣いた。
泣きじゃくった。
悲しかった。
とても辛かった。
(なんで...... なんでそうなるの......)
(まだ一緒に、横浜にも温泉やフェリー旅行とかにも行けてないよ...... っ、誠二さん......)
と心の中で思った。
私は彼に、泣きながら以下のメッセージを打つ。
<誠二さん...... いえいえ、こちらこそです。今までありがとうございました♡ 私は、あなたに出会えた&夫婦になれて幸せです♡>
<私にとっては、ディープキス&初恋でとても嬉しかったです♡ あの日イチャイチャもできたので、幸せでした♡>
<最後に、今までありがとうございました♡ 悲しいですが、またいつか...... っ、誠二さん......>
最後にこのように打った。
<今までのことは、小説に書いて後世に残します! またいつか、あなたに出会えたら、渡しますね!>と。
彼からの既読はついたが、返信は返ってこなかった。
私は彼の今の気持ちを、無きながら考察してみた。
そして、1つの結論にたどり着いた。
【彼にも、いろいろな葛藤があったと思う。だが、それを振り払って、私に未来を託したのだ】と。
私はハッとした。
それと同時に、
(私が、あなたの最後の妻で、本当に良かったのでしょうか...... もっと、素敵な女性も世の中には居たかもしれませんのに......)
と思った。
その日は、そのように思っているうちに、泣き疲れて、いつのまにか眠ってしまっていた。
だが、あまり眠れなかった。




