第7話 彼が作った写真と私の短大卒業&大学入学
ある日、彼からとあるメールが送られてきた。
メールの内容は、彼が写真合成&加工アプリを使って誠二さんと私が寄り添うような写真を2枚ほど作った、ということだった。
どうやら、私が前に送った、成人式の写真(私が紺色の振袖を着ているもの)を使ってくれたらしい。
私はとても驚いた。
(彼は、私を本当に愛してくれているんだ......!)
そう思った。
3月下旬に、短期大学の卒業式があった。
卒業式が終わって家に帰ったあと、彼にメールを送った。
写真つき(私が短期大学の卒業証書を持っている)メールである。
誠二さんは、とても喜んでいた。
私も、とても嬉しい気持ちになった。
その次の日、彼といつものアプリでチャットしていると、なぜ私が誠二さんを恋人に選んだかという話になった。
・私は、あなたが誠実で優しく、眼鏡をかけていて金遣いも荒くなさそうなので、私はあなたを選びましたよ♡ お金はあまりなくとも、あなたの言動に愛があるのでそれも決め手でした♡
彼から返信がきた。
・嬉しすぎる♡
その文章からも分かるとおり、彼は心の底から喜んでいるみたいだった。
・はい♡
・金遣い荒くないです。生活で足りないものが多かったから、昔いろいろ買ったけど。
・良いですね♡
などと、雑談しているうちに時間が経っていった。
いよいよ、4月に入った。
私は、系列の大学に3年次編入した。
あるとき、大学の入学式があった。
私は、入学式が終わって家に帰ったあと、彼に入学式と書かれている看板の前で撮影した写真を送った。
彼からメールが来た。
<大学の勉強もこれから頑張るんだよ、千歳。>
そのようなメッセージが書いてあった。
3年次編入したので、上手く単位を取ることができれば、2年で大学を卒業できる。
少し日が経ち、今年度分の大学テキストも3月下旬に既に届いていたので、早速テキストを読んで、リポートを提出してみた。
ネットで提出した数枚のリポートが、1週間を経たずにすぐ返ってきた。
結果は高得点だった。
とても嬉しかった。
そのことをあるとき、誠二さんに報告した。
・凄いじゃないか、千歳!
彼はそう言い、チャットで褒めてくれた。
また、私は嬉しくなった。
ある日、彼とギターのコードの話になった。
・私、Am→Emにいくコードが好きです!
・Am→Em→Dm→G→C→Am...... この流れは、いいコード進行です♡
・でも流行りのコード進行ではないですね。
・そうなのですね! 知りませんでした。
彼は以前に、音楽活動をしていた。
なので、ギターなどの知識も身についていた。
その日は、音楽関連の話題で2人とも盛り上がった。
私も、とても楽しかった。
4月は、大学のテキストを読んだり、リポートを提出していたりするうちに、すぐに過ぎていった。
あっという間に、4月下旬になった。




