第159話 二つ直しても一便
朝。入口は暗いまま。箱壁も返却棚も灯りも触らない。外変化0。
返却棚に三箱。
一番。本人。異常0。
二番。本人。異常0。
三番。本人。異常0。
物理箱3。
朝値変更0。
工房間手渡し0。
今日の依頼書は六枚。
補修班内1。
馬具工房1。
車輪工房1。
北市場看板1。
南市場看板1。
木工房1。
フィン 紙6。実物も6?
ブラント はい。棚留め1、革帯1、車軸1、看板2、戸棚1です。
ミナ 使用場所は?
ブラント 北市場看板と南市場看板は、どちらも看板工房へ運ばれています。
ゼフ 同じ工房。
ブラント 金具も外され、二枚とも作業台に並んでいます。
フィン 修理対象は2。箱は?
レイナ 使用1。
フィン 昨日は対象1でも場所2だから箱使用2。
ミナ 今日は対象2でも場所1だから箱使用1。
レイナ うん。二つ直しても一便。
ミナが紙を一枚だけ置く。外から見えない位置。理由は書かない。
同じ場所で同時準備済みなら一便 対象数は別 後追加0 集積待ち0 説明無し
フィン 一箱で看板二枚を直す。
レイナ うん。
ゼフ 完成数は2。
ミナ 依頼書も2。支払いも別かもしれない。
レイナ 箱の往復は1。
ブラント 看板工房へ二箱必要だという要求が出ています。
フィン 二枚あるから二箱。
レイナ 同じ場所で同時に使えるなら1。
ゼフ 箱を二つ置けば、一箱が待つ。
ミナ また集中受取になる。
レイナ うん。
北市場の看板。
木板一枚。
吊り金具が片方外れている。
南市場の看板。
別の木板一枚。
縁の留め具が緩んでいる。
別々に完成する物。
だから修理対象2。
だが二枚とも看板工房の同じ作業台にある。
古い金具は外されている。
交換部品も並んでいる。
一箱の中身を開けば、その場で二枚へ使える。
一枚目が終わった後、箱を入口へ戻して、同じ工房へもう一度運ぶ必要はない。
フィン 工程分割とは逆だな。
ミナ 一つの物を二回に分けるのは0。
ゼフ 二つの物を一回の訪問で直すのは可能。
レイナ 物と場所を見る。
フィン 何でも一件へまとめるわけじゃない。
レイナ 完成は2。箱使用は1。
入口の外から、荷車が二台来た。
一台目には北市場看板。
二台目には南市場看板。
どちらも、すでに看板工房へ運ばれたはずの物と同じ名前。
だが荷車に載っているのは看板ではない。
木札。
北市場看板用箱。
南市場看板用箱。
左肩が擦れた男が、それぞれの荷車を指す。
左肩の男 依頼主が二つ。修理対象も二つ。箱も二つだ。
レイナ 使用場所1。
男 北市場と南市場は別だ!
ミナ 看板工房は同じ。
男 支払いも別々だ!
レイナ 会計2。箱使用1。
男 看板職人も二人いる!
ブラント 同じ工房内です。
男 二人が同時に作業するなら、箱も一人一つ必要だ!
レイナ 中身は共有できる。
男 取り合いになる!
看板職人 ならんぞ。
看板工房主が入口へ来ていた。
後ろに若い職人が一人。
工房主 北の金具を俺が直す。南はこいつが留め具を替える。道具は別だ。箱の中身は中央へ置けば両方から取れる。
左肩の男 作業者一人につき一箱が安全だ!
若い職人 箱が二つある方が作業台で邪魔です。
男 片方を北側、片方を南側へ置け!
工房主 作業台に北も南もない。
フィン 看板の名前を工房の床まで持ち込んだ。
レイナ 外箱要求2。受入0。
左肩の男が木札を入口へ並べようとする。
ユハが一歩動く。
荷車二台を横へ並べられる幅がない。
ユハ 一台ずつ通行。
男 箱を二つ置く場所が必要だ!
ユハ 置く場所0。
男 看板工房には二つ置ける!
看板工房主 置かん。
若い職人 一つで足ります。
男 お前たちは自分の仕事を安く見積もりすぎだ!
工房主 箱を増やしても工賃は増えんだろ。
男 北と南へ別々に請求できる!
工房主 修理代は別々に請求する。箱は一つ使う。
レイナ 正解。
工房主 今日は一回。
フィン 初参加でも数えるのか。
左肩の男 箱代も二つへ分けて請求しろ!
看板工房主 使う箱が一つなら一つ分だ。
男 二枚直すんだぞ!
工房主 修理代は二枚分。箱を運ぶ回数は一回分。
ミナ 対象2。運送1。箱使用1。
ゼフ 本人返却1。
レイナ 混ぜない。
今日の実修理対象6。
箱使用予定5。
補修班内1。
馬具工房1。
看板工房で対象2・箱使用1。
車輪工房1。
木工房1。
午前便は三箱。
一番。補修班内。
二番。馬具工房。
三番。看板工房。
車輪工房と木工房は、前工程を進める。
フィン 看板工房は二枚あるけど、作業時間は?
ブラント どちらも短いです。同時に始めるため、本人返却まで馬具工房と同程度。
レイナ 午前へ。
ゼフ 二枚目を後から持ち込むわけじゃない。
ミナ 出発時点で二枚とも準備済み。
レイナ それが条件。
三番を看板工房主が持つ。
市場へ材料を取りに来た帰り。
看板工房主 三番、看板工房。対象は二枚。
レイナ 箱番号だけでいい。
工房主 三! 看板!
フィン 終わりも。
工房主 職人に何をさせる。
若い職人 終わり!
工房主 お前が言うのか。
二番は子供便。
子供 二! 馬具!
レイナ 速歩き。
子供 終わり!
一番は補修班内。
午前使用3。
修理対象は4。
左肩の男が指を立てる。
左肩の男 三箱で四件を使った!一件分が無記録になる!
ミナ 使用場所3。修理対象4。
男 板へ4と書け!
レイナ 板は使用と返却。
男 看板二枚を一件に隠すな!
ブラント 完成数には2と出します。
男 箱使用も2だ!
レイナ 往復1。
男 数字を小さく見せている!
フィン 修理対象は小さくしてないぞ。
ゼフ 2のまま。
ミナ 箱の運送だけ1。
レイナ 正しく分ける。
看板工房。
北と南の看板が同じ作業台に並ぶ。
北市場看板は左。
南市場看板は右。
三番を中央へ置く。
蓋を開ける。
看板工房主 北からやる。
若い職人 南を始めます。
二人が同時に動く。
北の古い吊り金具を外す。
新しい金具を位置へ合わせる。
南の緩んだ留め具を外す。
木の穴を薄板で埋める。
三番は中央。
工房主が必要な物を一つ取る。
若い職人も別の物を一つ取る。
取り合い0。
待ち0。
左肩の男が工房入口で見ている。
男 二人が同時に箱へ手を伸ばした!危険だ!
看板工房主 伸ばしてない。
若い職人 順番に取りました。
男 たまたまだ!二箱なら、
工房主 作業台が狭くなる。
男 床へ置け!
工房主 踏む。
男 専用台を作れ!
フィン 箱一つ増やすために台まで生えた。
ミナ 台管理。置き場所。掃除。
レイナ 椅子3。0。
北市場看板。
吊り金具を取り付ける。
看板を持ち上げる。
傾き1。
工房主 右が低い。調整。
南市場看板。
薄板を入れる。
留め具を締める。
若い職人 南、開閉を見る。
飾り蓋を一度開ける。
閉じる。
引っ掛かり0。
若い職人 南、完了1。
左肩の男 南の作業が終わった!三番を返せ!
看板工房主 北が終わってない。
男 南分の箱使用は終了した!
レイナ 同じ使用場所で同時使用中。
男 南の権利を切り離せ!
ミナ 箱は一つ。半分だけ返せない。
男 北が箱を独占している!
若い職人 俺はもう箱を使いません。親方が使ってます。
工房主 北の調整中だ。
男 南側の使用完了を記録しろ!
レイナ 完成数1。箱は使用中1。
フィン 一つの箱の中で、対象ごとの完成時刻が違う。
ミナ でも返却は全使用終了後。
レイナ うん。
北市場看板の金具を少し上げる。
再び吊るす。
傾き0。
工房主 北、完了1。
若い職人 南も完了1。
レイナ 修理対象2、完成2。箱使用1。
左肩の男 南は先に終わった!北が待たせた時間を、
工房主 二枚とも持ってきた荷車が来るまで一緒に置く。
男 返却を遅らせるな!
工房主 箱は今返す。看板は別だ。
レイナ 正解。
三番を閉じる。
看板二枚は工房に残る。
北市場と南市場へ戻す荷車が来るまで待つ。
だが箱は待たない。
若い職人が市場へ戻す木材を持つ。
若い職人 三番、本人返却。完成2。
レイナ 速歩き。
若い職人 終わり!
三番だけが入口へ戻る。
看板は後で、それぞれの市場へ返る。
同じ箱で直しても、完成品は別々の行き先。
三番が返却棚へ落ちる。
ゼフが木目と角擦れを確認する。
本人。
ゼフ 三番。午前返却1。
ミナ 箱使用1、修理完成2。
レイナ 再発行0。
左肩の男 三番が二件分働いた!使用回数2として負担を記録しろ!
ゼフ 一往復。使用時間1。
男 触った物は二つだ!
ミナ 修理対象2。
男 箱の中身を二倍使った!
看板工房主 使った材料分は修理代へ入れる。
レイナ 箱の便数とは別。
男 箱の消耗も二倍だ!
ゼフ 現在異常0。
レイナ 未来0。
左肩の男 先に言うな!
補修班内。
一番の作業は小さな棚留め。
短く終わる。
一番、本人返却。
馬具工房。
二番の中身を使い、革帯の金具を交換する。
裂け0。
締まり異常0。
二番、本人返却。
午前返却3。
午前の数字。
箱使用3。
本人返却3。
修理完成4。
フィン 三箱しか動いてないのに、四つ直った。
ミナ 数字を増やしたわけじゃない。実物が四つ完成した。
ゼフ 看板二枚が同じ場所だった。
レイナ 空いた動きを使った。
残作業を再数する。
車輪工房1。
木工房1。
二件。
一番を車輪工房。
二番を木工房。
三番は休む。
左肩の男 三番は看板二件分使ったから休ませるのか!
レイナ 一番と二番が短い午前使用。帰り荷で決めた。
ゼフ 三番は看板工房まで往復。使用時間も少し長い。
ミナ 結果として休む。等級ではない。
男 箱別完成数を記録しろ!三番だけ2だ!
レイナ 固定価値0。
男 三番は高性能箱だ!
フィン 箱は中央に置かれてただけだぞ。
男 二件を同時に処理した!
レイナ 工房の準備と職人2の結果。
ゼフ 箱の能力ではない。
ミナ 英雄箱の席0。
レイナ 嫌い。
二便目2が出る。
一番は女商人の荷車で車輪工房。
女商人 一番、車輪工房。別荷一。
ミナ 途中保管。
女商人 0。
ゼフ 返却時刻。
女商人 確約0。
レイナ うん。
二番は木工房の若い職人。
若い職人 二番、木工房。材料の帰り。
レイナ 速歩き。
若い職人 終わり!
三番は返却棚。
空いている。
そこへ、別の商人が小さな立て札を持ってきた。
西市場の値札板。
角が割れている。
商人 看板工房で一緒に直してもらいたい。三番は空いてるだろ。
左肩の男 来た!同じ看板工房だ!看板三枚を一便にまとめろ!
レイナ 後追加0。
商人 もう午前の看板は終わったんだろ。
レイナ 便も終了。
商人 同じ工房へ持っていけば、すぐ直せる。
レイナ 今の残作業として再数する。
ブラント 今日中の必要ですか。
商人 明日の朝、値を書きたい。今日中がいい。
ミナ 看板工房の準備は?
ブラント 北と南の看板を戻す作業中です。職人二人も別の注文へ移っています。
レイナ 現在使用0。翌朝候補。
左肩の男 三番が空いている!
レイナ 箱が空いても工房が空いてない。
男 職人を呼び戻せ!
看板工房主 呼び戻されんぞ。
遠くから声。
看板工房主が北市場看板を荷車へ載せている。
工房主 次の仕事へ入った。西の板は明朝でいいなら預かる。
商人 明朝でいい。
工房主 なら今日は板の割れを広げないよう締めておく。
レイナ 翌朝候補1。予約0。
商人 分かった。
左肩の男 同じ日に同じ工房の仕事だ!一便へ追加できたはずだ!
ミナ 出発時に準備0。
ゼフ 作業中にも存在0。
フィン 終わった後に来た。
レイナ 後追加0。
男 少し待っていれば、三枚まとめられた!
看板工房主 北と南を直す時には、西の板が来ると知らなかった。
男 市場全体の予定を集めれば、
ミナ 集積待ち。予定表。集中受取。
ゼフ 看板が溜まるまで工房と箱が待つ。
レイナ 全部0。
一箱で二つ直せる。
だからといって、同じ種類の物が集まるまで待たない。
出発時に、同じ使用場所で、すぐ使える物だけ。
後から来た三つ目は、次の数字。
同じ便へ押し込まない。
フィン まとめるために待つと、満載待ちと同じになるな。
レイナ うん。箱じゃなく修理対象を満載にする。
ミナ 一便に何件入るか競争も始まる。
ゼフ 箱が空でも職人が空いてない。
レイナ 物、人、場所が同時に揃った分だけ。
車輪工房。
一番を使い、軸受けを交換。
車輪を三周。
異音0。
傾き0。
一番、本人返却。
木工房。
二番を使い、戸棚の留め具を直す。
開閉二回。
引っ掛かり0。
二番、本人返却。
二便目使用2。
本人返却2。
当日の数字。
修理対象6。
完成6。
箱使用5。
本人返却5。
翌朝候補1。
西市場値札板。
フィン 紙上依頼6、修理対象6。
ミナ 完成6。
ゼフ 箱使用だけ5。
レイナ 同じ場所の同時準備2を一便にした。
フィン 数字を減らして仕事を隠したんじゃない。
レイナ 完成は全部出す。
ミナ 便だけ増やさなかった。
レイナ うん。
夕方。ブラントが市場から戻る。
ブラント 北と南の看板は、それぞれの市場へ戻りました。
レイナ 数字。
ブラント 紙上依頼6。修理対象6。完成6。箱使用5、本人返却5です。
ミナ 看板工房分。
ブラント 対象2、完成2、職人2、支払口2。使用場所1、箱使用1、本人返却1です。
ゼフ 追加。
ブラント 西市場値札板1が後から届きました。後追加要求1、同便集積要求1は成立0。翌朝候補1です。
フィン 二箱要求は?
ブラント 看板工房への集中箱要求2、専用台要求1、箱別完成数表要求1。すべて成立0です。
レイナ 朝値。
ブラント 変更0。修理材料費は各看板の会計へ別々に入ります。
ミナ 市場の話は?
ブラント 二つ直しても、同じ場所で同時に準備されていれば箱の往復は一回。ただし後から追加はしない、へ変わっています。
レイナ 長い。
ブラント 同時準備だけ一便。後追加0。
レイナ それでいい。
領主へ数字だけ。
ブラント 物理箱3。修理対象6。完成6。箱使用5・本人返却5。看板2は同一工房で箱使用1です。
領主 二つの修理を、一箱で行ったのか。
レイナ 同じ作業台。職人2。準備済み2。
領主 料金は。
ミナ 看板ごとに別です。
領主 箱使用だけ一回。
ゼフ 往復1です。
領主 良い。物の数と便の数を無理に揃えるな。同じ場所で同時に使えるなら、箱まで二つ並べる必要はない。
レイナ 正解。
領主 六回。
フィン 今日は完成6です。
領主 箱使用5より完成を選んだ。
ミナ また自分で説明した。
レイナ 現在異常0。
領主 その確認も一日に一回へまとめろ。
フィン 同じ場所で同時準備済みなら。
領主 私は修理対象ではない!
夜。灯りは二基。低く地味に足元だけ。入口は照らさない。外変化0。
物理箱は三つ。
一番。午前1、二便目1。異常0。
二番。午前1、二便目1。異常0。
三番。午前1。異常0。
修理対象6。
完成6。
箱使用5。
本人返却5。
看板専用箱なし。
二箱集中受取なし。
専用作業台なし。
箱別完成順位なし。
後追加なし。
集積待ちなし。
穴札12は腰袋のまま。
朝値変更0。
補修班の許可段+1もそのまま。
修理する物が二つなら、完成数は二つ。
だが同じ場所に、同じ時に、使える状態で揃っているなら、箱の往復まで二つにしない。
一箱を中央へ置き、二つを直す。
ただし後から来る三つ目を待たない。
終わった便へ追加もしない。
俺は板に一行だけ残した。
修理対象6・完成6を保ったまま同一工房の看板2を箱使用1・返却1へまとめ、集中箱2・後追加1・集積待ち1を成立0にして当日箱使用5・本人返却5で閉じた。
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