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拝啓、遥か過去の自分へ  作者: 尚文産商堂


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第44話

「では、準備していただけたと思いますが……」

「これがその指示されたものですが、あってますか」

彼が取り出してくれた特別な装置、というのはダイプレイドスコープというものだ。

この土地の真正午を決めるための装置で、使い方はきっと彼が博物館で聞いてくれていることだろう。

「10秒前後の誤差は許容されるそうなので、開始時間をそれで決めます。開始後はシナリオ通りに。低い音の音叉から鳴らしていってください」

きっかりと音が鳴り響けば、きっとすべてがうまいこと行くはず。

そうメモには書かれていた。

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