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第32話
電源は付く、それも見覚えのあるロック画面だ。
「これって……」
「君が持っていたという伝承があったものだ。どうやら事実だったようだな」
ロック画面には10のマスがあり、それぞれランダムに0から9までの各数字が振られている。
俺は指でそれを一気に押し込むようにしてタップし、6桁の数字を入れていった。
一瞬の暗転、それから確信を持つ。
「ええ、間違いないです」
ホーム画面だって、俺が見覚えのあるものばかりが並んでいた。
こうなれば勘違いで終わるような、簡単な話ではなくなる。
「そこのどこかに隠されているという話だ。これをもって過去に戻る方法が」
ようやく見つけた知識を過去にもっていくための糸口。
あとは、それがどこにあるのかを調べるだけだ。




