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拝啓、遥か過去の自分へ  作者: 尚文産商堂


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第29話

「しかし、どうして手野グループの2番目のお偉いさんが俺に会いたいのですか」

衣を正して、俺は彼に尋ねる。

ちなみに一番偉いのは春雷会会長で俺がいた時には砂賀家の家長が就いていた。

きっとこれは今も変わっていないことだろう。

「君は昔の春雷会を知っているからね。それに、過去から来た、意識だけであってもしっかりとこうして会話ができる有名人となれば、自分もがぜん興味がわいてしまっていてね」

この椅子使うよ、と近くにいた看護師に一声かけてから、丸椅子を俺のそばへと引きずってきた。

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