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第894話 エメラルドの邂逅17



 *


「おばさん、おじさん来たよ! こんにちは!」

「お邪魔します!」


 ペコリと頭を下げるクレハと私。

 年配の老夫婦が営むパン屋さんだ。


「あらあら、クレハちゃん、エメレアちゃん、よく来てくれたわね」

「今日も頼むな。頼りにしてるよ」


 優しく微笑む、店主さんと奥さん。


「早速だけどエメレアちゃん、シフトはどれぐらい入れる? 週何とか1日何時間とか?」

「どれぐらいでも大丈夫です」

「え? あらホント? もしかして週5で8時間とかできたりする?」

「あ、はい。大丈夫です」


 その私の返事にパン屋の奥さんは……


 ばんざーい! と、両手をあげた。


「契約成立ね! 是非お願いするわ。お昼はまかないになるけど毎日出すわ」

「いいんですか!?」

「勿論、宜しくね」

「よ、よろしくお願いします!」


 やった! 仕事が本当に決まった。

 週に5日8時間もシフトに入れる!


 クレハも自分のことのように「やったね!」と、優しく微笑んでくれた。

 クレハには感謝してもしきれない。


「エメレアちゃん、エプロン着けてくれる?」

「はい!」


 パン屋の奥さんから緑のエプロンを受け取る。どうやらこれが制服らしい。


「クレハちゃんと同じサイズだけどピッタリね」


 エプロンを着ると早速仕事の開始だ。

 まず〝浄化の結晶(ラヴェクリュスタル)〟で床やテーブルそれにパンを買うのに使うおぼんやトングを綺麗にしていく。


 お店のオープンまではあと少しだ。

 外にはちらほらともうお客さんが並んでる。


 そんなことを考えてると店主さんがたくさんのパンを運んでくる。食パンにクロワッサン、チーズパンにあんぱん、サンドイッチからチョココロネに揚げパン、他多数と多種多様だ。


 あ、パンの値段覚えきれるかな?


「エメレアちゃん、レジの使い方とパンの詰めかた教えるね」

「ありがとう。クレハ、お願いします」


 色ちがいのピンクのエプロン姿のクレハにレジとパンの包み方を教わる。


「あ、後ね。このお店は一律パンは銅貨2枚だから覚えやすいよ!」

「え、そうなの? それなら私も直ぐ覚えられそうだわ」


 クレハ先生の教えはまだまだ続く。売れたパンはパン一つ一つに小さな紙袋を巻き、お客さんに渡すとのことだ。

 たくさん買ってくれた人には大きな紙袋に小さな紙袋を巻いたパンを入れるらしい。


「エメレアちゃん大丈夫だよ! 困ったり、分からないことがあったら私がフォローするから」

「ありがとう。クレハ。よろしくお願いします」


 よし、行ける! 頑張るぞ!


「クレハちゃん、エメレアちゃん、お店開けるわよ」

「「はい!」」


 こうして私の初仕事が始まる。

 


 ★★★★★★作者からのお願い★★★★★★


 作品を読んで下さり本当にありがとうございます!


・面白い

・続きが気になる

・異世界が好きだ


 などと少しでも思って下さった方は、画面下の☆☆☆☆☆から評価やブックマークを下さると凄く嬉しいです!

 (また、既に評価、ブックマーク、感想をいただいてる皆様、本当にありがとうございます! 大変、励みになっております!)


 ★5つだと泣いて喜びますが、勿論感じた評価で大丈夫です!


 長々と失礼しました!

 何卒よろしくお願いします!

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