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第867話 魔王戦争ラフィメスト編 後処理



 *


 俺、レモン、イッタゾ、クローテルを筆頭に怪我人の治療を行っていく。

 重体者の対応は俺だ。意識がなく、内蔵が飛び出た奴もいたが、生きてさえいれば俺が治せるので治した。


 一通り、治療が済んだ後俺は懺悔する。


「すまねぇ」


 俺の視線の先には何人もの遺体があった。


 救えなかった。


「ユキマサさん、ユキマサさんのせいでは無いです!」


 慌てたシラセがかけよって来る。


「〝ハッピーエンド同盟〟なんて名乗っておきながら、172人もの死者を出しちまった。何てざまだ。シラセ、ジークパングに通信を繋いでもらえるか?」

「え、あ、はい」


 プルルル、プルルルとツーコールでジークパングは出た。


『私だ、シラセ』

「悪いな。シラセじゃない。ユキマサだ」

『〝夜光(やこう)〟稗月倖真……』

「要点だけを言う。魔王ラフィメストスは倒した。シラセにより魔族カラクリもだ」

『そうか! そうであったか!』

「喜んでる場合じゃねぇ。お前が送ってくれた宙船の乗組員及びこの村の冒険者を合わせて172人の死者が出た」

『……そうか。それはすまないことをした』

「すまないで済むかよ。死んだ172名には家族や友人がいた筈だ! お前はどうする? これは俺とお前が背負っていかなけばならない責任だ!」

『!? 申し訳ない。軽率であった』

「俺は人も殺す。魔王信仰がいい例だ。所謂、必要悪ってやつだ。だが、一般の兵士が戦死したのは違う。そいつらには帰りを待つ家族や友達がいたんだ。部下や仲間を持つトップはそれを忘れちゃいけねぇ。お前はどうする。答えろよ。ジークパング・ネモゴールド」

『稗月倖真、お主の言葉は分かった。具体的なことはとっさには言えないが、善処をつくそう。それは私が約束する』

「そうか、ならいい」


 ここで俺は通信を切る。


「ユキマっさん! 俺感動しやした! 〝ハッピーエンド同盟〟に入って本当に良かったっス!」


 涙ながらに抱きついてくるチャッチャラー。


「ああ、おい。分かったから抱きつくな。それにしてもお前も無茶したようだな」

「悔いは無いっス。俺、一生ユキマっさんに付いて行くっスよ」

「ありがとな。チャッチャラー」


 それはそうと俺は辺りを見渡す。


「残骸だらけだな。宙船も十隻も落ちてるし」


 シラセの家のみかん畑も見るも無惨だし。


「おい、黒芒。お前、この残骸やシラセのみかん畑直せるか?」

「ん? そうじゃのう数が数じゃから時間がかかるがやれんこともないぞ」

「是非頼むぜ! 高い酒を好きなだけ買ってやる」

「主様の尺付きならばさらに頑張れるのう」

「ああ、一緒に飲もうぜ!」

「決まりじゃの」


 黒芒は笑う。不敵なまでに。



 ★★★★★★作者からのお願い★★★★★★


 作品を読んで下さり本当にありがとうございます!


・面白い

・続きが気になる

・異世界が好きだ


 などと少しでも思って下さった方は、画面下の☆☆☆☆☆から評価やブックマークを下さると凄く嬉しいです!

 (また、既に評価、ブックマーク、感想をいただいてる皆様、本当にありがとうございます! 大変、励みになっております!)


 ★5つだと泣いて喜びますが、勿論感じた評価で大丈夫です!


 長々と失礼しました!

 何卒よろしくお願いします!

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