第866話 魔王戦争ラフィメストス編16
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──シンカ村・郊外
「魔王の気配が消えたっスね。ユキマっさんやったんスね!」
「急に消えたな。あっさり倒したのか?」
そんなことを話しながら魔物と魔王信仰を倒していくチャッチャラーとマキシ。
「シトリ・チャーチには逃げられやしたが、他の魔王信仰は逃がさないっスよ! あと一息っス頑張りやしょう!」
ザグリの魔王信仰の一人を倒しながらチャッチャラーが言う。
「つーか、レモンちゃん。流石っスね……」
チャッチャラーとマキシが駄弁りながら敵を倒している間も、キレのある刀さばきで一人、また一人と確実に敵を斬って行く。
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俺はシラセと共に壁外へと向かっていた。
「あれはチャッチャラーとレモンか! あとあの二人は誰だ?」
「あれは新たに〝王国魔導士団〟に加入した〝天使〟マキシ・ジェシカさんと冒険者〝氷海の魔女〟ツヅリ・ノフトさんですね」
少し驚いたようにシラセが話す。
「へぇ、まだそんな人材がいたのか」
俺は二つの〝魔力銃〟に魔法をかけ
「〝七連奏〟!」
バンバン! バンバン! と、7×4の28発の魔力弾を魔王信仰と魔物に弾を当てる。
「ユキマっさん!!」
「チャッチャラーじゃねぇか! 久しぶりだな!」
「くうぅぅぅぅぅ! 痺れるっスね!」
俺に会えて嬉しそうなチャッチャラー。
少しテレるな。
「あれが噂の稗月倖真か……」
「マキシさん!」
「シラセか、カラクリには勝てたようだな」
「いえ……私一人では……黒芒さんのお陰です」
「〝千妖〟か……」
マキシが訝しげに呟く。
「おい、話は後だ。残りの残党を倒すぞ!」
俺の言葉に皆が頷いてくれる。マキシが俺にしたがってくれるのは嬉しい誤算だね。
その後、一時間かけて俺たちは魔王信仰と魔物と魔獣を一掃した。
*
「片付いたか、後は怪我人の治療だな」
「ユキマサ君!」
「クレハ」
「倒し終わったんだね。怪我してる人の救助私も手伝うよ! 戦いには全然役にたたなかったし。瓦礫の下敷きになってる人とか私の能力なら直ぐに救出できるから」
「頼むぜ。期待してる。おい、皆、重傷者から運べ、同じぐらいの怪我なら、子供、女、男の順に運んでくれ」
頷く皆。
「ユキマサさん、私も〝回復魔法〟が使えます。ユキマサさん程の回復力はありませんが、手伝います」
「ありがとう。レモン」
するとこちらに声が投げられる。
「私たちにも手伝わせてくれ。私たちは戦闘は向いてないが、回復魔法になら心得がある」
「イッタゾ、クローテル」
現れたのはシラセの両親だ。
桜と黒芒も来ている。
「治療が出きる奴が多いのは助かる。頼むぜ!」
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