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天才たちー人魚の伝説と魔法の花ー  作者: アーモンドフィッシュ
17/19

天才たちの恋愛事情1

前の話でライバル登場を匂わせたと思うのですが、今回は全く違う内容となっております。なにせライバルは来月の学校行事まででてこないですからね。

というわけで今回は、天才たちの恋バナです。天才だって、恋愛はしますからね。

それでは、本編スタートです!

はぁー、今日も疲れたぁー、早く家に帰って寝たいなぁ。


「……ということなので、明日も頑張りましょう。さようなら!」


《さようなら》


そういえば、6月じゃん。もう梅雨の時期なんだね。外は雨が降ってるみたいだし。 


…………雨が降ってるだとぉ~~~!!!???

嘘ぉー!行きは全然雨降ってなかったのに!今日傘持ってきてない!ヤバい!

結衣は仕事で早退してるし、美希は委員会の仕事あるからどっか行って……

つまり誰にも借りれないじゃぁぁぁぁん!!!!

どうしよ、どうしよどうしよ、どうしよう~~


……昇降口まで来ては見たものの。

あーどうしよぉ、びしょ濡れにはなりたくないし、あ、夏美いるかな?

下駄箱チェック!   …………………………上履きだぁぁ

はぁ、私はこのままどうすれば…


「あれ、杉原じゃん」


『わ、つ、つとむ?!』


後ろから声をかけてきたのはつとむだった。


『き、今日は、部活ないの?』


「ああ。健人のこと図書室で待とうかなって思ったけど、やめたわ。」


『なんでよ』


「杉原傘わすれてそーだなーって思ったから」


『は!?何それ意味分かんない!』


「そう言っておきながら、忘れてるんだろ」


『そ、それは……』


たまに私はつとむに見透かされた気分になる。


「ほーらみろ、幼なじみなめんなってーの、ほい、傘かしたるよ。」


『え、いいよ、つとむの傘が無くなるし』


「俺はこう見えて、ちゃんともう一本持ってきてるんだよ」


『え、なんで二本もわざわざ』


「……理由なんかいらないだろ」


『えっなんで答えられないの』


「やだ絶対言わねーから」


『変な人…………あれ、この傘開かないよ』


「え、うそ」


『なんか、引っ掛かっててっ』


「ああ、そっち渡しちゃったか。それは開き方がちょっと変わってて、こう」


つとむの手が私の手に触れる。

なんか、急に心臓がバクバクとはっきり聞こえてきた。

大事な発表会の前に緊張してる感じ。息が苦しい。

それにしても、つとむの手って、こんなに暖かかったんだ。カイロみたい。


「で、ほら。開くだろ。」


『あ、なるほど、ありがと』


「てか、お前の手どんだけつめてーんだよ。保冷剤みたいじゃんか」


『違うよ!つとむの手が熱すぎるの!』


「そうか?」


『そうだよ………』


「俺はお前の顔の方が熱いと思うけどな」


えっもしかして、今私まっかっか!?恥ずかしいぃぃ


『…それより、早く帰ろうよ。昇降口に突っ立っても何もならないでしょ』


「そうだな」


それで、つとむと一緒に帰ることに、なったの?かな?

私はからかわれたくないから傘の骨組みを頭につけ下を向いて歩いていた。


「おい、ずっと下向いてると電柱にぶつかるぞ」


『ぶつかんないし、ちゃんと前も見てるから』


「……杉原、大丈夫か?」


『何が?』


「だって、今日の杉原、なんか機嫌悪そうだし、悩みごとがあるんだったら、俺に相談しろよ」


『別に機嫌悪くないし、悩みも……別にないし』


「じゃあそんなに無愛想にならなくたってよくね」


『なんで無愛想になっちゃだめなの』


「それは……杉原は笑ってるときが一番、」


『一番?』


「……おもしれーから!」


『は!?私のことバカにしてんの!?ふざけるな!それが女子にたいして言う言葉か!』


「わーごめんごめん、ごめんなさいって、そんなにボカスカすんなっての!

 はぁー、お前ほんと叩くのつえーんだから…」


『ふんっ』


つとむってたまによく分かんないこと言って、私のことバカにして、でもたまには私に優しくしてくれて……… 十年以上一緒にいる幼なじみなのに、つとむの気持ちが全く読めない。何がしたいのか分からない。でも勉強と運動はめっちゃ出来る。

天才って、こんなもんなのかね。


十字路に出た。


「じゃ、また明日な」


『うん』


はぁー、雨の日ってなんか気が乗らないのよねー。

あっ、水溜まり。おっきい。

昔はよく鏡みたいにして水溜まりの自分と見つめあってたっけ。

今考えると、ちょっと変だな。ふふ(思い出し笑い)


……結衣は今仕事で大変なんだろうなー、私なんかよりずっと頑張ってるのに。

私が落ち込んでてもダメだよね。私も結衣と同じぐらい頑張らないと。


『ただいまー』


……………誰もいない。


あ、そういえばお母さん今日生け花の教室に行ってるとかなんだとか。

でも、夏美はどこだろ。

ラインに通知きてるかな。


あっ、夏美から来てる。


“今日あかりとセイラとカラオケ行くからよろぴく!”


あいつ、カラオケいってんのかい。

ということは……家にいるのは私だけぇーーー!!!

自由だぜ!ガッツポーズ!!

とまあ喜んだところで、制服から私服に着替えなくちゃ。


数分後


よし、のんびりしよーっと。ソファ一人で占領できるとか最高。

スマホでも見るか。


あれ、夏美の他にも通知が来ている。健人じゃん。しかもコチャでくるとか滅多にないよ。


“あのさ、杉原に相談したいことがあるんだけど、良いか?”


なんじゃ急に。しかもお前部活あるんじゃねーのかよ。


“え?別にいいけど、部活大丈夫なの?|” 


送信。


“え、俺今日ないけど”


は。


つとむは嘘ついたってこと。 でもなんで。 あいつのことだからいいか。


“あ、そうなんだ。ごめん。で、相談とは”


“実はさ、俺好きな人いるんだけどさ、もうわかってるよな?”


“うん。美希でしょ。”


“あいつさ、来月誕生日じゃん。あいつの好きなものとか知ってたら教えてくれないかなーって”


あーそうだったね。美希は7/5生まれだから。プレゼントあげたいのね。

にしてもはやくないか?


“好きなもの?うーん、バスケは好きじゃん。でも最近いったしね……”


“ああ。俺が美希と二人で観るためのチケットでな。”


あ、そういえば。健人に謝らないとね。


“ごめんごめん、その件については。私も本当はそうしたいんだろうなっていうのは分かってたんだけど、美希ってすごいグイグイ来る人だから、断れなくて。”


“そうだよな。俺ももっと美希よりストレートに言えるようになりたいな。”


“頑張りなよ。あっ、そうだ。”


“ん?”


“明日美希に何かほしいもの聞いてみるよ。”


“マジで?!助かる!分かったらコチャで教えてくれよ!”


“うん!”


“今日は相談のってくれてありがとう。じゃあな”


“ばいばーい”


健人、青春してるんだねぇ。私も好きな人出来るといいんだけど。

それより、花のこと調べてみよ。あの小説全部読めてないし。


私は階段を上がり自分の部屋へと向かった。

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