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天才たちー人魚の伝説と魔法の花ー  作者: アーモンドフィッシュ
15/19

源氏物語のテスト3

大変長らくお待たせしました!

水曜日


源氏物語のテストも中盤に差し掛かってきているこの頃、いよいよ私の番がやって来た。

暗記はバッチリだし、ちゃんとかまずに、なおかつスピーディーに滑舌よく言う練習もたくさんした。だからテストは完璧にしたい。

こんなテスト何回もやってきてるのに、不安と緊張はいつもどこかで漂っている。

あーいかんいかん、しっかりせねば!今日二番目に受けるんだし。

そうやって私は自分の頬を両手の平で強く叩いた。


「なによかえで、緊張しちゃってんのー?」


『違うってば、結衣、これは、自分に渇を入れてるっていうか、気合いをいれてるっていうか……』


「大丈夫だって、あんたたくさん練習したんでしょ?おとといなんか余裕みたいなこと自分で言ってたじゃない」


『そ、そうだよね』


「はあ、全くもう、ならばこのトップモデルである松本結衣が緊張をほぐし、それと当時に自分に渇をいれる方法を教えてやるわ!」


『おおお、おねがいしまっす!』


「いい?まず、あなたは演者よ。あなたはマンガにでてくるようなすごい天才。

競争心がとても強くて、絶対にやってやる!っていう意志がある。あなたはその主役と同じ気持ちになるの。」


『主人公と、同じ気持ち…』


「今あなたは、テストを直前に控えているわよね?だから、絶対に完璧にしたるわ、先生をギャフンといわせたい、私はみんなと違うんだ、そんな風に、闘志をもやすのよ!そして、いつもの杉原かえでとは全く違うオーラを出すのよ!」


『いつもと違う、オーラ…オーラ……… ……………』


やってやる。絶対に。私は天才の神様。神様だよ。私はこの世で最強の人間。

誰も私なんかにはかないっこないんだよ。そうだよ、私は無敵なんだよ。


「結衣、なんか、かえでの周りの空気が、ものすごいことになってる気がするんだけど」


「やば、火つけすぎちゃったかな……」


「ちょっとここを離れよう。あとは一人でどうにかできるよ。」


「そうね、私たちは自分の席に戻りましょ。」


うわぁ、すごい、力がみなぎってくる。今まで無かったような自信が体の中から溢れてくるよ。

よーし、気を引き締めて、頑張るぞー。




キーンコーンカーンコーン




「では最初のひと、こちらへどうぞ。」


うひょー!始まっちゃったよ。あと30分。とにかく、枕草子進めちゃおう。

てそういえば、もうここまでいってたのか。今日中で全部終わりそうだな。

枕草子写し終わったら、なにすればいいんだろう…… まあいっか。放課後にきこ。




1時間後




“高3に連絡いたします。ただいまから、10分間の休憩をとりますので、3分前には座席につくようにしてください。源氏物語に関するものは、一切机の上に出さないでください。”


ふぅー!終わったー!源氏物語の暗唱ー!

そして地味にアナウンスが丁寧になってる。

なんで3分前なんだろう。ちょっと教室がばたついてたからかね。


《かえでちゃぁぁぁぁぁん!!!!》


『おお、どうした、女子全員で来て』


「テスト、どうだったんですか?」


「先生の目つき怖くなかったですか?」


「後半の部分すごくよみずらいんですけど!」


「やっぱり全部できてるんですよね!」


「私は声が震えまくってて……」


おいおい、こんなに一度にしゃべられても困る。聖徳太子じゃあるまいし。

それに、教室の隅で結衣と美希が二人でこっち見てるし!怖いからやめて!

それより友達なら助けてよ! いや、マジで怖いって。


『私はいつも通りにやっただけだから、ね。』


《さすが天才の神様ですぅぅぅぅ!!》


あのさ、そんな大声で言われても困るって。なんか隅にいるふたりの目つきもより悪くなってる気がするんだけど………


『わかったわかった。それよりほら、もう3分前になりそうだよ?』


「あっやばい」


「かえでちゃんすごいです!」


「やっぱ神様だなぁ」


「私は到底無理ですぅ」


とか口々にいいながら、私のところから戻っていった。

はぁー、精神的にものすごく疲れた。何よりあの二人が…… 今日話したくないな。

枕草子に集中しよっと。



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



ふわぁ…学校終わったぁ……疲れた……枕草子もできた……

あ、そうだ、先生に明日からどうしたらいいか聞かなくちゃ。

枕草子は誤字脱字確認したし、聞くついでに出しちゃお。


「かえで」


『ん?ああ、美希、どした?』


平常心なセリフに聞こえると思うけど全然そうじゃないから。

めちゃくちゃに怖いです。何言われるか聞きたくもないんですけど!!


「テスト、どうだったの?」


『ああ、テスト、ね、まあ、うまくいった、ところか、な?』


「ふーん」



(ここで五秒間の沈黙)



『…………結衣はどうしたの?』


「……」


なになに怖いんですけど!!!沈黙はあるしそのせいで結衣になんか言っちゃったし!!そして返事返ってこないし!!!!


「嫉妬」


「私も」


結衣と美希がそうたて続けにいった。


『しっと?』


「うん」


「やきもちやいたの」


はぁ?! やきもちだとぉ?!


『なんだ、嫉妬か……って、なんだじゃないし!』


「いつもかえでは私たちと話してるからっ」


「違う人に話しかけられてるの見て、嫌になっちゃった」


あら、そんなことだったの。


「ごめんかえで、私らしくないよね、嫉妬するとか」


「私も、やきもちは悪かったわ」


『は、はい……』


うーん、はい、なんか、勝手に丸く収まったね。まあ別にそれでいいんだけど。


『ん、てことで、仲直りしたし、先生に聞きたいことがあるんだけど一緒にくる?』


「「行く!!」」


こうして先生に枕草子を提出し、明日からは先生から渡されたプリントをやればいいとわかった。

とりあえず、分かったこととして、あの二人が不機嫌になると本当に怖いってことだね。

今度からちゃんとそういうことを意識しておかなきゃね。

英検や定期テストの勉強で忙しかったもので、すみませんでした。

しばらく投稿されないと思うので、それでもできるだけ待っててください。

良ければ感想、ブクマ登録もよろしくお願いします。


あ、ちなみに、一次試験は合格して、今は面接対策してまーす。

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