源氏物語のテスト 1
先に言っておきますが、今回はタイトルのわりにあんまメインになってません。ていうかそこまで話を持っていけませんでした。ほんの少ししかでていなかったあの男子二人も登場しているので、頭のなかで相関図をふくらませながら読み進めてもいいかも?
作者名が同じ人がいたので変えました。支障はないのでご安心下さい。
楽しい休日は終わり、いよいよあのテストがやってきた。
“源氏物語 暗唱” である。
昨日再確認もして、完璧に覚えた。万全の体制でのぞめる。
あの源氏物語だから、きっと他の人は大変な騒ぎになってるのかね。
まあ、私は完璧だからいいけど。みたいな。
暗唱テストは自分との戦いだから他の人のことを気にする必要はないけど、一つだけ気になることがある。
それは、“サッカー部とバスケット部の連中”である。
あいつらは昨日キャンプから帰ってきたばかりだ。源氏物語のテスト勉強なんてほとんどできていないであろう。あの量をそう簡単に覚えることは不可能である。
だがしかし、“例外”が二人いる。
そう、 五十嵐つとむ と 高木健人 である。
あの二人は天才トップ2ボーイズのコンビだ。きっと源氏物語を完璧にしているに違いない。にしても、一体どのタイミングで暗記をしているのか想像がつかない。
でも実績は必ず残してくる。どうすればさらっと覚えられるのか。これは私にとっての課題でもある。
特につとむはすごい。むかーしから暗記力のすごさには誰にもひけを取らなかった。
例えば、えーと、幼稚園の頃には世界の国とその首都を全部覚えてた。
あと、小3には戦国時代のことなら何でもしってた。その時の担任の口もあんぐり。
そして、私の永遠のライバルでもある。
あの人が何をしでかすのか、目が全くはなせない。
それくらいすごい天才なのだ。
「おはよう、かえで」
『おはよう、美希。いよいよだね。』
「うん」
「おはよう、二人とも。今日のテストをむかえたお気持ちは?」
「自信に満ち溢れているよ。ていうか結衣も自信満々そうだね。」
「まあね」
『絶対満点とろう!』
「『「オーーー!!!」』」
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「はぁー、源氏物語とか、古くさくてつまんねー」
「健人、君は源氏物語の面白さを分かっていないようだな。」
「何を生意気な!そういうつとむこそ分かってんのかよ!」
「ああ、もちろんだよ。こんな素敵な恋愛を書けるだなんて、紫式部は天才だ。」
「恋愛ねー、お前あいつとうまくいってんの?」
「は?」
「ほら、また照れやがって。いい加減告白しちまえばいいのに。」
「それは、てそれより、お前だってあいつのこと好きなんだろ。コクれよ。」
「だって、あいつ忙しそうなんだもん。それに比べて、お前はあいつと一緒にいる時間が長いじゃん。」
「そうだよ、あいつといると本当に楽しくてなー」
「…………チッ、勝手に妄想しやがって。」
「お前だってしてるくせに。」
「プッ」 「プッ」
「「アハハハハハハハ」」
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キーンコーンカーンコーン
「はーいみんな、席についてー
おはようございます」
《おはようございます》
「はい、今日からサッカー部とバスケット部も帰ってきて、源氏物語のテストが始まります。みんな勉強した?満点の生徒が多く出ることを期待してますよー
では、時間がなくなるので、ホームルームは終わり。5分後にテスト開始ね。」
《はい》
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「よう、杉原」
『ああ、つとむか。別に帰ってくる必要なかったのに。』
「源氏物語はバッチリなのか?」
『いつも通りよ。そう言ってるあんたはどうなのよ?』
「さあね」
『さあねって、そんなに余裕なの!?』
「どう受け止めるかは君次第、じゃあねー」
本当あいつ何考えてるか分かんない。マジムカつく。
次回もお楽しみ!
次はちゃんとテストをメインに書きます。




