源氏物語のテスト 2
どうか私に評価点をお恵みくださ~い……
本編どうぞ。
「はーい、じゃあテストはじめるよー。出席番号順でいくからね。その間は枕草子の全文書き写し。テストや自習のことは黒板に書いてあるから。」
はじまった。
私は18番目にテストを受ける。普通ならこういうときにテストに向けて再確認をする人もいるのだろうがここでは許されない。今回の場合源氏物語に関係のあるものが机に出ていたりするとカンニングとみなされテストの評価が下がるか、最悪の場合学年を落とされてしまうことも。
先生テスト見てるからバレねーだろ! と思う方も多いと思う。
実はこの学校には全部の教室に一台ずつ監視カメラが設置されている。
もちろん最新式のだよ。360度レンズが動くやつ。それにカバーは強化ガラスのより強いガラスが使われていて、銃弾も弾き飛ばしてしまうほど。
そして何よりヤバイのが監視室。学校にあるらしいのだが、校内マップには一切載っておらず、マップと建物の構造に矛盾は一切無いのだという。魔法かよ!?
うーん、やっぱ明日とかかな。テスト受ける日。
やっぱ名字って大事だと思わない?私みたいな さ行の人とか、あるいは結衣みたいな ま行の人とかって有利じゃん?日にちあくから最初の日の人より出来栄えは絶対よくなると思うの。でも美希のような あ行の人たちは他の人に比べて練習時間が限られてしまうから不利になってしまうのよねー。
きっと学校側もそういうのをなくすために監視カメラとか置いてるんだろうけど、
やっぱり公平にはどうしてもならないんだよねー。難しいよねー。
“平和” これこそ永遠の問題だよね。(私今すごい良いこと言ったよね?ね?)
にしても、やっぱ枕草子ってすごい文多いよね。手首いつか折れそう。
30分後
おお、一人目が終わったか。美希って確か5番目だったよね。
それにしても、みんな真剣に取り組んでるんだね。誰も書く手を止めてない。
あ、これでも私ちゃんとやってますよ? 私の今日の目標は枕草子の20%を終わらせることだからね。一度計画したことはちゃんとやりきる人なんだから。
30分後
二人目が帰ってきた。
あれ? 廊下からにぎやかな声が……もうこんな時間なんだ。このフロアにはチャイム鳴らないのかな? だとしてもうちら休憩していいでしょー!せんせーい!
ピンポンパンポーン↗
“高3に連絡します。今から10分間休憩時間とします。ただし、テストに関連するものは使わないで下さい。”
ピンポンパンポーン↘
やったー!休み時間だー! うれしきことかぎりなしです。はい。
「かーえーでー!」
『ゆーいーどーうーしーたーのー?』
「あの二人を見てごらん」
ん? あら、二人きりで会話してる。みんなも聞きたいよね?ていうか主語がないからなんのこっちゃってなってるよね。まあとりあえずその二人の会話を盗み聞きしちゃいましょ~う……
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「上原」
「ん? なんだ、健人か。どうしたの?」
「い、あ、えっと、この間見たかったバスケの試合のチケットがとれなかったっていったろ?」
「あーそんなことも言ったねー」
「でさ、俺たまたまそれと同じやつ2枚持っててさ、よかったら」
「えーー!! いいの? 健人やっさしー! じゃあかえでと一緒に見に行く! サンキュー」
「あ、ああ……」
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三回目の休憩
『美希!テストどうだった?』
「ちょっと緊張したけど、おそらくミスしてないと思うよ。」
『テストって面接室でやったんでしょ?どんな感じだった?』
「普通に一対一で、監視カメラで多分監視されてたんじゃないかな。」
『ああ、カンニングペーパーとかもし持ってたらみたいなの?』
「きっとそうだと思う。」
「ちょっとぉ~! 結衣も会話にいれてちょうだい!」
『はいはい、どうぞ。そういえば枕草子どれぐらいいった?』
「私は全然。だって気がのらないんだもん。」
「結衣ってそう言っときながらすごい進めてたりするんだよねー」
『結衣どれぐらい書いたの?』
「見せてあげる。はい。」
いや、これかなり進んでる方だよ。ペースとしては私と同じくらいかちょい速い的な感じだよ?
「ほらやっぱり!」
「何よやっぱりって」
『結衣っていやいや言うけどやるときはやるんだよね、いつも。』
「あー悔しい!絶対結衣より速く書き写し終わらしてやる!」
「絶対無理だねーだ」
「なんだと!」
あらあら、また始まっちゃったよ、いつものケンカが。
私はいつもこのケンカの間にはいるんだよね。でも今回は放置したほうが面白そう。
それにもうすぐ休憩終わるし、自分の席に戻ろっと。
今回はここまで!まだまだ源氏物語のテストは続きます。
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