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ゼロストライク  作者: 漢汁
誤解も六階も無い・これは4章
42/48

眼と目があった瞬間、何が起こった

 あ、どこからか、レクイエム的な感じの楽曲が流れてくる。私の地味な人生をそのまま評価してそうな音楽。最悪。


「逝きたくない」


 学校の屋上で、先程まで出来上がってた穴が、さらに広がっている光景を眺めながら、赤城は思った。

結果的に、生き残りたいとしか思ってなかったような気がするが、思っていることと実際に行動してること、少々矛盾があるような。

 これ、私の本心。死ぬつもりないし、生きるつもりはあまり無い。でも、死にたくないから・・・あ、中途半端。

 どこぞの駆逐艦なら、嘘月と言われる羽目になる、腐女子の秋月になってしまう。

 なら、今はの状況で、何をすべきなの? と、問いかけられると、わからなくなってしまう。

 では、私は何をどうすれば? と、考えても、堂々巡り。何も考えは浮かばないし、同じような答えがカウンセラーあたりから聞こえてくる予感しかしない。

 さて、どうすれば良いのかなー・・・と、屋上で一人寝そべってたら、誰かやって来た。服装は普通だけど、髪型とかが少々ヤンキーッぽい。どっちなんだろ? とりあえず様子見、かな。

 そう、赤城は思い、屋上の人工芝にゴロンと寝転んだ。


「ざっけんなクソッ!! F(エフー)転かよクソ!!」


 この学校、航空課があって、そのうち普通課、回転翌機課、戦闘攻撃機課、爆撃課、輸送運用課、救命課とか色々あるんだよね・・・

 あ、よく見たら中村さんちの美緒ちゃんだ。

「ヘリ!? コマンチ無くなってから、アパッチばっかじゃねーか!!」

 何で未だにあんな骨董品を使用するのか。どこぞの惑星では、アヴェンジャーとかいう制裁者の名を持つ機体を作ってたり、究極タイガーとか怒首領蜂隊の凶悪なヘリが暴れてる。どうしてなのか?

 恐らく彼女は、戦闘機からヘリ隊へ変更になった為、荒れてるよう。


「・・・コマンチ、じゃないけど、あるよ?」


 日焼けしてるのか、もともとなのか知らないけど、あまり見かけない教師らしい人が、その彼女に話しかけていた。いつのまに。

 ムキムキマッチョマンのヘンタイと間違えられそうな容姿だけど。髪はオールバック。

「下でドンパチするのを薦めるが、駄目かな? なんだったら・・・」

「戦場の娘はもう飽きた!!」

 ムキムキマッチョマンはこう言った。

 「いい機体があるのだが、の・ら・な・い・か?」

 やめてください。強く言いませんけど。

「ああ? ビックバイパーなら乗ってもいいけど。帰ったらロックしてやる」

「残念ながら・・・通称、スーパーコブラという機体だが、残念ながらA転からという理由だったからかな。気乗りはしないと思うが・・・乗ってみないか?」

 うわー、バラライカじゃない、やらないか的なノリじゃないですか!? やめないか。

「たまーにな、スペースコブラのパクリとか言われるが、いい機体だぞ。沙羅曼蛇でもコブラ出てくるからな」

「スーパーコブラですね!?」

「ロードブリティッシュではないことは確かだが」


 大変困ったことに、そして残念なことに、この言葉が彼女のハートに火がついた。

「乗ります、私が乗らないと、誰が乗るんです? きっと私が一番上手く乗れます」

 何か勘違いしてる人が2人いる

「よーし、では搭乗開始。発進準備!!」

 ブライト艦長に似てきた・・・なんでだろう? でも色黒だけど。ブライト館長、お外出なさ過ぎなんだよ。

「おっと、忘れていた。機体の光学迷彩オフ」

 そこに現れたのは……

「アパッチじゃ無いですかヤダー!!」

「ハッハッハー!! 頭にスーパーと付くが」

 誰が乗るのか、そんな骨董品。

72か?

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