マヨネッタ
ネタバレ:SとかMとか、最初に言いだしたのは、誰なのかしら?
シールドでも張ってるのだろうか? いや、間違いなく張っている。
「クソッたれ!! 全弾発射だ!!」
「意味無いです」
「んじゃ、どーすんだよッ!!」
さて、シールド張ってる目標を撃破する為には・・・
「メルセイデスさん、敵はシールドらしきものを装備しているのでしょう」
「わかってるわ・・・ッち!! 撃ってきやがった、回避する!!」
タコっぽい形は伊達ではなかった。触手を振り回す、足からビーム発射、口からブレスではなく、レーザー撃ってくるわ。
メルセイデスが警報なった瞬間、左にスライド、そしてバレルロールにて回避したが、右主翼を上げなければ持ってかれていた。
「あのシールド、どうにかやぶれませんか?」
それさえわかれば・・・
「ちょっと待ってろ」
ARF-24Cは敵に急接近する。
メルセイデスはスラストレバーを押し、操縦桿を左、ラダーを右へ。そして、敵の下方に軌道修正した後、スロットルオフ、スライドレバーを親指で全力で、左に押し込む。
そのまま、敵下方を左にスライドしながら、パルスレーザー砲を発射。
横からのGがキツイ。
「センサー始動、G、R、D、亜種も」
『了解しました』
機体に搭載されているAIに話しかる。
綺麗な女性の声だ。
「シールドの種類を確認している。すぐ回答が・・・」
『確認。シールド種別、M』
とのこと。
「・・・Mって?」
肝炎やインフルエンザじゃないんだから。アルファベット一文字で言わないでよ。
「ガンカメラを確認してみ? 機銃が当たった瞬間、周囲がちょいと歪んでんだろ」
「いや、見方分からないので」
完全にコパイロット扱いだ。
「簡単に説明してやる。まずはGな。撃てば撃つほどシールドが勝手に減ってく。ゲームでいうとグラ・・・」
「何かの間違いではないのか? そして、それ以上言うと訴訟されます!!」
それ以上はいけない。
「次にRだ。付いてる方は無敵だが、それ以外は被弾したら終わりだ。そう、たとえば、パイロットが脳だけだったり、14歳で年齢固定されたりするアレ・・・」
「しばしたたずむ・・・」
突き抜ける最強。
「で、DはGの亜種。だが、凄くしぶとい」
魚介類で有名なヤツですよねー。今回は魚介類っぽいヤツだから、判断したんですよねー。
「そして、今回判明ヤツは、M。ただなぁ、Mはなぁ・・・」
おや、メルセイデスの様子が・・・
すごく気まずそうな表情。ゴツイヘルメットなので、実際見えないが、彼女はこう答えた。
「・・・Mだ」
・・・は?
「マゾだよ。撃てば撃つ程、ヤツは回復していくんだ。自己再生しちまうんだ」
敵から離脱しようと、進路変更しながら、メルセイデスは語る。
「最初に遭遇した時は、確か・・・イーノック・・・じゃなくてだ。ACとかだったんだが、亜種が多すぎて、結局マゾっぽいからその名前になっちまったんだ。アホだろ」
その件に関しては、同意せざるを得ない。
「プライマル・アッー、なんちゃらだっけ?」
「だから、止めてください」
「被弾した分際で、ゾンビのようにやってくるドアホが」
前席のメルセイデスさんから、恐ろしく、真っ黒なオーラが見えたような気がする。
「いや、一発も当たってないようですが」
キモウトの酷すぎる蛮行により、うっかり本音を吐き出してしまった。
「あ、あー、目標に対する適切な対応は、素晴らしいと思い・・・」
「ヲイ、武志」
前席から後席へと、鋭い視線がやってくる。
「あ、はい」
「ちな、あたしはドSだかんな」
知ってました。
ジョイ役だけはごめんです。
「殺すのは、お前を最後にしてやろうと思ってた」
過去形?
「あたしと結婚した暁には、とりあえず・・・」
「遠慮するって!! 何度言ったら理解してくれるんですか!!」
この人と間違って結婚した日には・・・想像した。地獄絵図のみ。
「と、とりあえず、良い攻撃方法が浮かびました」
「チッ!! 話し逸らしやがったな。で、一体どうすんだよ」
うわー、面倒くさいから、適当な事言ってしまった。
横から正面へ移行した加速によるGも慣れない。
頭がクラクラするが、一応意見を言っておく。
「一撃必殺なら、どうなんですか?」
撃たなければ良いんですよね。
「即死」
操舵に専念しているのか、言葉が短くなってきた。
「なら、突撃・・・あー、そう、突撃ラブハート行きます?」
そう言った瞬間、右にロール、機首を敵目標に合わせた。
「ピンポイントバリアカミカゼアタックだな!?」
あー、下手な事言ってしまった。
「逝くときは、一緒よーぉぉぉぉ!!」
「ヤダーッ!! 誰か、メガホン(白ベル)持ってこい!!」
出来たら、緑色のベル(巨大化)が欲しい。
鉄山靠!!




