長い長い物語 5
この時、この任務に就いてもらうことになった人たちには、最後まで任務を遂行してもらえるように、不老不死の体へと勝手に変えました。
それぞれの概念が作ってプレゼントしてくれた生命体たちは精華ほど頑丈ではなかったため、守り続けてしばらくすると力尽きてしまったらしく、消えてなくなってしまっていました。
そのことに気がついた概念たちは、「あの任務を任せたのも人の概念だったから」というなんともな理由で人が代わりに守ることになってしまいました。
ただ、ただなんの力も持っていない無力な人の概念たちが守るのも無理があると考えた他の概念たちは、それぞれを守ってもらうために、それぞれの概念を操ったりするようなことができるような力を与えました。
それと同時に、人の体は思ったよりも脆く、これではしっかりと守ってもらえないと考えたため、もういっそのこと、それぞれの概念たちを守ってくれるような人の体の体内を、それぞれの概念に変えることにしました。
概念たちを守る人はどのような人にしようかと考えていたところ、人の概念が口を挟みました。
「あの、提案があるのですが、聞いていただいてもよろしい、ですね?…人の中には、極稀に、存在しなければ良かったような人や、生まれてくるべきではなかった人がいるんですよね。なので、少しでもそのような人たちへ存在意義を与えてやることができたらと思っているのですが…いかがですかね?」
この言葉を聞いた他の概念たちは人の概念の肩たちに同情したのか、賛成の声がたくさん上がり、この提案が通されることになりました。
さらに、選ばれてしまった人の周りの人に理解してもらうようにするのは難しく、他人をあまり巻き込みたくはなかったため、回りにいる人と縁を切らせたいことを理由に、周りの人や写真、ビデオなどの選ばれてしまった人についての記憶を消去、または書き換えをすることにしました。
そしてその作業を、精華の記憶を受け継いだ人にやってもらうことにし、ついでにその人を記憶の概念を守る人とさせました。
それと同時に、精華と意識を共有している人を情報の概念を守る人とし、ぞの証拠に頭の中に特殊な機械を埋め込み、そこに全世界の情報が全て集まるようにしました。
そして、少しでも聞こえがよくなるように、〝概念を守る人〟のことをを〝精霊使い〟と言わせて流通させることにしました。
このような工程を通ってきて、今の私たちと、今の地球の現状が作られていってしまいました。」




