モノローグ
情報。それは、誰もが持っている、その人だけの武器。
知りすぎてしまうと、それはもう鋭い刃物と同じだ。
だからいつも、僕の周りには、いつもナイフが刺さっているのと同じ状況だ。
だから僕は、そのナイフが奥に奥に入っていってしまわないようにしたい。
たぶんこの地球上で僕が一番たくさんの武器を持っている。
でもそれと同時に、この地球上で僕が一番危ない状態だ。
情報という凶器は、この世界にいくつも飛び交っている。
その凶器は、この地球上で何らかの動きがある限り、何度も何度も飛び続け、いくつもいくつも生まれ続ける。
その凶器は、全ての人が忘れてしまったり、データが残されていなかったりすると、跡形もなく消え去ってしまう。
でも裏を返せば、誰かは覚えていたり、なんらかの形でデータが残すことができていれば、消えてなくなってしまうことはない。
また、この地球上には、武器にはできないような、嘘の凶器も、本物の凶器と同じだけ、もしかするとそれ以上飛び交っている。
つまり、本物と嘘を的確に見分けることができ、その武器をうまく使うことができる人こそが強いのだ。
ただ僕は、真実しか知らないから…。
嘘も知りたい。知って、使いたい。
真実を知っているならば、嘘を知ることも簡単だ。
僕は、凶器を悪用、乱用したくない。
―僕はうまく使いたい。「情報の凶器」を―




