火の神殿 精霊都市パパンバ カーロ君の行方
「ケン!」
宿に戻った俺に声を掛けて来たのは、丁度別方向から戻って来たユイだった。
「ユイ、よかった」
そうなのだ。船で戦闘している時は集中していたから気付かなかったけど、終わった後しばらくの間ユイの存在を感じることが出来なかったのだ。それもしばらくしたら元通り感じることが出来るようになったので無事だとは思っていたけど、こうして直接会ってハグして安心した。
「それで、その子が?」
ユイが目線でジャスパの腕の中にいる子供について聞いてくる。
「そう。この子が攫われていたカーロ君だよ。他にも攫われた子供がいたけど兵隊さんの所に行ったはずだから大丈夫だと思う」
「そっか」
「それで、そっちは?」
「ミッションコンプリート」
一瞬ユイがライカと目線を合わせたけどすぐにそう答えた。
「そっか。よかった。それでねいろいろ話したいことがあるんだよ」
「そうなの?こっちもいろいろあるよー?」
「二人とも、とりあえずは部屋に入ろうよ」
うーん、まさか5年前の人攫いと再び会う事になるなんて・・・って話をしたかったのだがライカの正論には反論できぬ。
改めて俺達は5人で宿の部屋に入っていった。
ガチャ
「ただい・・」
「すみませんでしたーーーーー!!!!!」
部屋を開けた瞬間にそこにいたのは全裸で土下座しているレンだった。
「え?」
驚きのあまりつい声を出したしまった俺をチラッと見ると
「すみませんでしたーーーーー!!!!!」
再度謝罪を口にして床に頭を擦り付けている。
「レン、ちょっと待って。どうしたの?何があったの???」
慌てて部屋の中を見渡すと、なかなかの荒れよう。それにピーキーを捕らえていたバキュームラックは切り裂かれて無残な姿へと変貌していた。
そしてピーキーの姿はどこにもない。
何となく、状況が読めて来た。
「分かった、何があったかゆっくり説明を聞こうか。まずは皆部屋の中に入って」
促すと全員が部屋に入った。
「ねぇ、ジーナとリンダの姿もないよ?」
寝室を確認して出て来たライカがそう告げた。
俺はソファーに座ってレンを呼び、話を聞くことにした。
「改めて、レン。俺達が出て行ってから何があったの?」
「すみませんでしたーーーーー!!!!!」
何か切羽詰まった感情込みで必死で謝罪してくる。
「うん、それは分かった。だから何があったのか説明してくれ」
「はい・・・実は・・・」
目に涙を浮かべながらレンから聞いた話を要約するとこうだ。
ピーキーに逃げられ、ジーナとリンダが追っていった。
以上。
たったこれだけの内容を聞き出すのにめっちゃ時間かかった。レンのヤツ、必要のない話まで事細かく話してくる。そしてその内容がちょいちょい18禁な内容を含んでいた為、ライカやジェスパ、それに攫われていたピーキーの弟であるカーロ君など子供がいるんだからそのまま話すと問題のあることはちょいちょい察して言い方を変えさせていたりしていたらまぁ見事に無駄に時間がかかった。
それにしてもレン、、、あんな幼気な小娘相手に18禁な内容をしたなんて、、、もしかしてフラグ立ててしまったんじゃ・・・とも思ったけど敢えて口には出さなかった。
「レン、よく分かった。それで、ジーナとリンダがどっちに向かったか分かるか?」
「それが逃げられた時はまだ夜明け前でしたので・・・」
「そうか。じゃあまぁ仕方ないか。それにジーナとリンダが追っているんなら大丈夫だろ」
獣狼族のジーナと獣虎族のリンダ、どちらも獣人族の中で得物を追いかけ仕留める事に関しては人族のそれを圧倒的に上回る身体能力を持っている。
ポッと出の盗賊如きに後れを取る訳がないのだよ。
「なんか、姉が迷惑を掛けたみたいですみません」
部屋の隅から申し訳なさそうに声を掛けて来たのは人攫いから助けて来たカーロ君だった。
「いや、君が謝るようなことじゃないよ」
「いえ、ウチの姉はホントにアホなんです。僕を助けてくれた恩人の人達から逃げるなんてアホな真似を・・・。それに逃げたのならたぶんもう捕まえられないと思います。ホントに素早さだけはアホみたいにあるので、昔から本気で逃げた姉を捕まえられる人は大人でもいなかったんですよ」
なんとまぁ、身内にここまでアホ呼ばわりされるなんて。
「ワシらは捕まえたんじゃがな?」
横からジャスパが茶々をいれた。
「え!?そんな・・・どうやって!?」
本気で驚いていた。
「ケンとユイが魔法でちょちょいと。・・・な?」
【魔法結界】で捕まえたって説明したような気もするけど、ジャスパはちゃんと理解してなかったようで具体的には答えられなかったようだ。
「まぁちょっと魔法で不意を突いたんだよ」
「そんなことであのアホが・・・」
どんだけアホを強調するんだ、お姉ちゃんがちょっと可愛そうになってきた。
「まぁそんな言い方・・・少なくともそのお姉ちゃんのおかげで君を助けることが出来たんだからさ」
「そうですよね。あんなアホでも二人だけの家族なんです。早く無事を知らせてあげたいのに・・・」
「じゃあもう少しここで待ってればいいよ。追いかけて行ったの仲間は獣人族だからね。すぐに捕まえて戻ってくるよ」
「はい・・・何から何まですみません」
すっかり恐縮しちゃってるけど、子供ながらしっかりした子だ。
「ただいまー」
「にゃー」
タイミングを見計らっていたかのように戻って来た二人。
そう、戻って来たのは二人だけだった。
「おかえり」
「あ!ケンもユイもおかえりにゃ!」
「どうだった?」
「逃げられた・・・」
「にゃー」
二人とも耳がペタンとなっている。
「ジーナとリンダの追跡を逃れられるって凄いね・・・」
ライカの言葉に頷いてしまう。
「そっか。まぁ逃げられたんならしょうがないね。で、どうしようか?元々は誘拐犯ってだけで捕まえたんだけど首謀者のほうは潰しちゃったし、ピーキーは実行犯だけど弟を人質にされて仕方なく実行しただけだろうから、特別捕まえる必要もあまりないんだよね」
「じゃあカーロ君はどうするの?」
「ふむ、カーロ君。お姉さんを捜索してほしい?」
「いえ、きっと見つからないと思いますので」
「じゃあ君はどうやって合流するのかにゃ?」
ごもっとも。
「きっとそのうち姉のほうから合流すると思います。今まで逸れたりしてもひょっこり僕の前に戻ってきてたし・・・」
「そっか。でも見たところ・・・・荷物も何も持ってないようだけど?」
裸で拷問されているところを助けて、とりあえず服っぽいものは着せたけどそれ以外何も持っていないんだよね。
「大丈夫です。僕、多少魔法が使えるので日銭を稼ぐ位の事はできます」
そういえば、人攫いのヤツも魔法を使える子供を捕まえて、魔法封じの魔法陣の上で拷問するのがいいとか言ってたっけ。という事は多少なりとも魔法が使えるんだろうね。
「とはいえ、君のような子供を放り出すのも忍びないからねぇ」
「子供って、、、ここにいるのはみんな同じ位じゃ?」
あー、ごもっとも。まぁ俺とユイは転生者だから肉体年齢=中身の年齢とは言えないし、レンについては300歳以上だったりする。まぁ、見た目子供だけど。
「まぁ、あれだ。ユイ、あれを」
「うん、これだね」
ユイはワンピース型の村人基本服装と下着を出してくれた。
「その服だとちょっとアレだろうからこれを着てね」
拷問から救出して手元に服がなかったからラバー素材の服っぽいものを着せていた。ちょっとフェティシュで前衛的過ぎるのでこの世界では白い目で見られる事間違いなしの格好なので普通の服を提供しよう。
ジャスパが服を着たまま竜化して服を台無しにしてしまうことがあるため、俺達にサイズの合う服は結構予備を用意している。
「いいんですか・・・?」
「うん、気にしないで」
俺は基本的に他人に物を恵んでやって、へへっすごいだろ?っていう趣味は持ち合わせていない。ただ、今回については正直人攫いのターゲットにされた理由で引け目を感じてしまっている。俺のように魔法を使う少年ってだけで攫われただろうからね・・・。
完全に俺のせいでもカーロ君のせいでもないのだけど。
「助けて貰って更にこんなにもしてもらってありがとうございます!何か手伝えることがあれば何でも言ってください!」
「と、言われてもな。俺達は火の神殿に参拝するだけだからね」
「じゃあ、僕神殿まで案内しますよ!」
案内って言っても、神殿までの道のりはメインストリートを進むだけで辿り着けるからなぁ。でもま、しばらく一緒に行くか。
「分かった、頼もうか。さて話はこれぐらいにしておいてちょっと休ませて貰っていいかな?色々あって疲れたし、カーロ君も休んだ方がいいだろう」
「そだね、色々あって私達も疲れた」
「じゃあ、ジーナとリンダ、後は任せていい?俺達は少し寝るよ」
「りょーかい」
「にゃ!」
そういって、俺とユイとライカ、それにカーロ君もベッドで横になるとそのまま寝入ってしまった。
「レンはどうするにゃ?」
未だに裸で土下座姿のままのレンに声を掛けたのはリンダだった。
「僕は・・・ご主人様から許してもらうまで動けません・・・」
そこには固い決意に満ちたレンだった。
「そっか。じゃあ私達も少し休憩にゃ」
せっかくの決意だったはずなのに興味を示さないリンダさん。
まぁ、うちのパーティーでのレンの扱いはこんなものだ。
「そうね。起きた時の頭がガンガンするのはもう治ったけど、その後走り回って疲れたもんね」
同調するジーナ
「ふむ・・・では一緒に少し休むか。そういえばブレスも使ったしの」
という訳で、土下座しているレンを除き3人はリビングでまったり休憩タイムとなったようだ。
「そろそろ起きるのじゃーーー!」
俺は夢を見ていたと思う。だけど起きた瞬間に夢を見ていた事なんて忘れてしまった。起きてすぐ夢に集中していれば思い出せたかもしれなかったが、ジャスパにたたき起こされてしまってはそんなの不可能だ。
「・・・おはよう」
抗議の目を向けつつジャスパに挨拶をする。
「遅いのじゃ。いったい何時まで眠るつもりだったのだ?」
「なんかあった?」
「おおありじゃ!人族は日に3度食事をとるのじゃろう?もう昼過ぎじゃぞ?2回分の食事をするぞ!」
竜族ってのは食い意地で出来ているのか?
寝起きで2食なんて無理だからね?
でもま、俺達が起きるまでみんな食事にも行かず待っていてくれたのか。
「そっか。待たせてごめんね。じゃあみんなで食事にいこうか」
寝起きの俺達はちゃちゃっと支度してリビングに入ると、レンが裸で土下座したままだった。
「えと、レン?」
「ご主人様にお許し頂くまでは!ご主人様の命令を遂行出来なかった以上、どんな罰もお受けします」
うーん、、、何となくだけどレンは俺が怒っていないのを理解している。そしてそのことを理由にお仕置きされたいと考えている。そろそろ付き合いも長くなってきた。目を見ればそのくらい分かるんだよ。
「じゃあどうしようかなぁ~」
と言いながらレンの後方に回る。
ツン!
「あひゃあ!」
ちょっとレンの足を突いてみただけ。それだけなんだけど。
「あははははは!レン、何その声ーーー!?」
その場にいた一同がレンの上げた声に爆笑していた。
これはアンコールを求められてるな!?
ツンツンツンツン
「あひゃ!はひゃ!ぁひゃあ!」
悶えながらも足が痺れているため上手く逃げる事も出来ずその場で這いずりなが奇声を上げるレン。
「あははは!もう!ちょっと!笑い殺す気!?」
ツンツンツンツン
「ひゃ!ぁひゃ!ぁん!ぁぁん!!」
最初は痺れた足を突かれて出た驚きを含んだ悲鳴だったが続けていくと段々と喜び交じりの悲鳴になってきたので止めた。
そんな一幕があったものの、俺達は宿の近くの食堂へと向かった。
レンは足が痺れて歩けなかったようなので、ツンツンして遊ぶのも程ほどに俺が背負って食事に向かったのだった。そこでジャスパだけは二人分の食事を注文していたが・・・。食事中の出来事に特別な事はなかった。
食堂からの帰り道、俺達はいつの間にかカーロ君を見失っていた。
食事をした場所は宿の近くの食堂だった。距離的にもホントにすぐ近く。にも拘わらず帰り道にその姿を見失ってしまったのだ。そんなに遠くには行っていないはずなのでみんなで手分けして探そうという事になった。その時「それは何?」とライカに声を掛けられたのは俺だった。
ライカが指差している場所は俺の背中。慌てて俺が背中を手探りに触ってみると紙が貼り付けられていた。
全く身に覚えのない物を見つけていたことにも驚いた。
「・・・手紙?」
「みたいだね」
中を開いて読み進める。書いてあったのはすごく短いものだった。
「なるほど。これはカーロ君から俺達への感謝の言葉だ。どうやらお迎えが来ていたようだ」
「どういうことにゃ?」
「たぶんカーロ君にだけ気付けるようにピーキーが来ていたんだろう。それを見つけたカーロ君が俺達に感謝の手紙を認めたってことだ。手紙には、ありがとう、この恩は必ず。というものだったし」
「それなら普通に言えばよかったのに・・・」
「また私達がピーキーを捕まえるとでも思ったんじゃない?それかピーキーの方が私達に会いたくなかった・・・かな?」
たぶんだけど後者だと思う。普通に考えて拘束拷問した相手には会いたくないだろう。特にレンはどうやら18禁な内容の事をしてしまったみたいだし、ね。
「どうするのじゃ?探すのか?気配はどんどん離れていくようじゃが・・・」
「え?ジャスパは気付いていたの?」
「なんじゃ、当然じゃろう。まぁちょっとだけ別に集中する事があったからのぉ。それで気付くのが遅れたような気がせんでもないようなあるような。じゃが今ならまだ追いかけることはできるぞ?あまり猶予はないがの」
つまり、食事に夢中でピーキーの接近に気付かなかったと。
「うん、理解した。まぁそのままでいいよ。姉弟が一緒になっただけだしね」
ジャスパの物言いには全員で理解を示した。俺と同じ結論に達したユイはともかく、普通にジャスパの性格を考えれば当然と言えた。
リンダについては「確かに魚を食べてる途中は周りを見れなくなるにゃ。でもそれは仕方のないことにゃ・・・」
と共感していたようだが。
「じゃあ宿に戻って食休み、その後神殿へと出発にしよう」
一声かけるとみんなで宿に戻った。
「それで、神殿まではどうやっていくの?」
食休みをしているときにライカに聞かれたのだが、同じことを考えていたのか他のメンバーもその言葉を聞いて視線が俺に集まるのを感じた。
「宿の前の道で馬車を捕まえて行こうと思う」
だって、歩くの大変だもの。
ただ歩くだけならまだしも、参拝者用のメインストリートは人が多すぎる。人混みの中を長時間歩き続けるのなんて御免被る!
「馬車なら確かに沢山通ってますよね。でもどれもなんだか急いでいる風で止まって話を聞いてもらえるでしょうか?」
レンのいう事は確かにその通りなのだ。どの馬車もおそらくは期限を切られて仕事をしている人達のように見える。そして、その期限はきっとギリギリなんだろうという気迫のようなものすら感じることがあった。
「ダメ元で声を掛けて行こう。それでダメならプランBだ!」
「さすがご主人様!隙を見せない二段構えという訳ですね!」
こういう時の無邪気な羨望の眼差しは見た目年相応の反応だ。プランBが歩いて行くって言ったらすごくガッカリさせてしまいそうだ。。。
「当たり前だろ!?よし、みんないくぞー!」
食休みも程々にしたし、このままだと段々動くのが億劫になってしまうのでこの辺で気合一発。勢いで出発することにした。
ちなみに、馬車は予想通り一台も止まってくれなかった。
結構粘ってみたのだがここまであっさり収穫0だったので諦めてプランBへと移行するのだった。
「ただ、歩いて行くとは言ってもこの人混みを歩く訳じゃない。人混みでさえなければ特に問題ない道のりなんだからね。さて、どうすると思う?」
「邪魔なものは排除すればよいというわけじゃな。ちょうどあの道はほぼまっすくじゃ。ブレスの出番という訳じゃな?」
「違うよ!?」
ドヤ顔で勘違い発言のジャスパを秒で止め、他の意見を待っていると
「分かった、人がいない時間帯に行くってことね!?」
「ベリーグッド!流石ライカだね」
褒められて笑顔になるライカ。
うーん、守りたいこの笑顔。
「そうか、夜なら人が少ないもんね」
元々問いかけに考える事すらしていなかったジーナだったが、ライカの答えでやっと意味が分かったようだ。ちなみにさらに考える事が苦手なリンダは未だに結論に至っていない顔をしていたが、話が進まないのでここはスルー。
「そういうこと。という訳で、そろそろ日暮れだけどまだ人混みはあるからもうしばらく時間が経ってから出発しよう」
「ということは、夜のお魚タイムにゃ!」
あー、うん。数秒前に考える事が苦手とか思ったけどそんなことは無かった。ただし、食事に限るけど。
そんなリンダに対する評価が変わったところで少し神殿方向へ進んだ食堂へと入ると、夕食を済ませ食後のデザートを堪能するためまた別の店に入り、満腹で動くのが嫌になったところで店じまいと言われ店を出た時には人混みはかなり解消されていた。
「では参りましょう!」
満腹で動きの鈍くなった一行だがレンだけはいつも通りの様子だった。
人気が少なくなった参道は道幅も広いし歩きやすいしで快適・・・とまでは気温の問題で言えなかったがそれでも昼間に比べたら天と地の差があった。
そして馬車ルートでは訪れることが出来なかった聖火への参拝?も行いつつ神殿へ向かう事が出来た。
こうやって夜間に参道を行く人は俺達の他にももちろんいたが、その中でも子供だらけの集団が行くのは流石に珍しいようでちょくちょく視線を感じたが特に問題はなかった。
そうしてやっと俺達は神殿へとたどり着くことが出来たのだ。
「この先が神殿だね」
そこは俺達が歩いてきたメインの参道と裏道が合流してこの先一本道になっているところだった。俺達が利用しようとしていた裏道とは反対側にも裏道があり、3つの道が一つに合流していた。
「ユイとライカは一度来たんだっけ」
ということは、この先が神殿で間違いないだろう。
最も、ユイの言葉が無くてもこの先に神殿なのは間違いないのは分かる。だってそこら中にそれっぽい看板があるのだから。
「うん。でも夜間は入り口が閉まっているから朝にならないと入れないよ?」
ユイとライカがお忍びで来た時も夜間だった為入り口からは入れなかったようだ。
「じゃあ近くのマックで時間潰す?」
「シェイクが恋しい~」
俺とユイの会話に全員が付いてこれないためそっとスルーされた。
「それは置いといて、何だかんだで歩き続けたし宿で休もか。近くにあるかな?」
「それなら裏道に入ったところにもあるみたいですよ?」
レンが看板を指さしながら有益な情報を見つけた。
「えらい!じゃあさっそく行ってみよう」
結論から言うと、近くの宿は全滅だった。満室だった。
仕方なく、神殿前まで戻って広場になっているところで時間をつぶすことにした。
幸い・・・と言えるのかは微妙だけど、いくつも宿を回っている間にもう夜明け前になっていのでそんなに時間を潰す必要もないだろうって事で結局は広場で座って待っている事になった。
しばらくすると夜が明け朝日が昇る。すると参道から神殿へ向けて少しずつ人が流れ始めた。それを見て俺達も神殿へ向かったのだった。
感想下さいとか評価下さいって気持ちは作者なら誰しもあると思うのですが、どうやらそれをあからさまに求めるのは感想乞食って言うらしいです。
人として、乞食にはならないようにしたいものです。
感想は・・・ぁぅ・・ぁぅ・・・




