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クエスト受注

翌朝、俺達は商店街にある食材を売っている店にいた。


「つ、、、ついに見つけた!」


「どうしたにゃ?」


俺とユイが感動の出会いに固まっている横で、何のことか分からない3人。


「これが何か分かるか?」


「分からにゃいにゃ」


「これぞ、醤油だよ!」


「しょーゆー?」


「ちょっと味見してみるか?」


「そんなに美味しいものなのかにゃ?」

俺達は店の人に断りを入れて、少し味見させてもらった


「か、、、かりゃ!!しょっぱ!!」


「だろ?よし、これを買おう!」


「全然美味しくないにゃ。。。」


「調味料だからそのままじゃ美味しくないに決まってるじゃん」


というと、ぷーと膨れ顔のリンダ。


ふと見ると、もう一つ大発見。


「店主、これもしかして味噌ですか?」


「お、坊ちゃん若いのに詳しいね。そうだよ、味噌だよ。醤油も味噌ももっと東北のほうに行かないとあまり出回ってないからな。この変じゃ珍しいだろ」


「おお、やはり!では醤油と味噌をください!」


「はいよ!醤油と味噌を欲しがるなら、こいつはどうだい?」


といって店主が奥から出してきたのは米だった!


「おおお!それもぜひ!」


「やっぱりな!醤油を欲しがる客はだいたいシーマ焼きのソースにするために来るが、醤油と味噌を欲しがるなら米も好きだと思ったよ!」


「店主!あなたとは旨い酒が飲めそうだ!」


「子供が何言ってんだ!そういうセリフは大人になってからにしろよ」

ってツッコミが入った。


「俺、もうこの町に住もうかな」

お金もそこそこあるし。


「旅はどうするの!もう!」


「あ、そうですよね。はい」

ライカにツッコまれて後ろ髪を引かれる思いで永住計画を諦めた。


米と味噌と醤油を購入し俺とユイの魔法鞄に入れた。

大きさは小さくなる魔法鞄だが、重さはそのままなのでずっしりと重い。

だが、この程度の障害で我の食欲を抑えれるものか!


食材購入の後は雑貨屋だ。リンダご希望の釣り糸や釣り針を購入。

ちなみに、釣り竿は買わない。かさ張るし、土魔法で作り出せるしね。もしくは、木とか竹とかその場で手ごろなものがあればそれでもいいし。


買い物が終わった後、俺達はギルドにやってきた。


まずは地図を購入。

ただし、ギルド発行の地図はかなり大雑把だ。

なんでも精巧な地図は軍事機密にあたるらしいく、落書きのような地図しか売っていなかったのだ。

それでも無いよりは有る方がいいので購入した。

まぁ、この世界にどれほど精巧な地図があるのかも疑問なんだけどね。

冒険者はその大雑把な地図をもとに自分たちなりにカスタマイズしていくらしい。


地図の購入後はクエスト受注だ。

流石大都会精霊都市シーマのギルドだ。掲示板に貼り出されている依頼の量もすごく多い。


俺達は手分けしてセーキ村へ行けるような依頼が無いか探し始めた。



1時間が経過した。



「・・・セーキ村へ行くから護衛依頼みたいなのは無いね」

ちょっとぐったりライカだ。


まぁ、俺ももう疲れたよパトラッシュ。


「セーキ村関係のクエストはたったの2件。セーキ村の村長に届け物というお遣いクエストと、セーキ村近くの森でよく採れるというシイアスパの花を採ってくるという素材?収集系クエストだけだなんて」


「ほとんどがシーマ周辺の魔物退治とか素材集めとか。そんなのばっかりだね」


「難易度が高いにょは、北の山脈に出るという魔物退治とか」


「少し遠くへ行くクエストは、ゴカジへ行くので護衛依頼とか」


「サイージョ村へ行くから護衛依頼とかしかないね」


「この商人、サイージョ村へ何しに行くんだろうね。見事に何もない村なのに」


「ん?」


「どうしたにゃ?」


「ちょっと待て、さっきゴカジ行きのクエストって言わなかったか?」


「言ったよ。なんでも船で移動するからその護衛なんだって。条件付きって書いてある。けど、セーキ村とは方向が違う…」


「いやいや、目的地はゴカジでいいんだよ。セーキ村経由する必要ないから、むしろそれに決定じゃん!」


「おお!」

ジーナさん?大丈夫ですか?目的忘れていませんか?


「それじゃ、この依頼を受けにいこう」


俺達は依頼票を持って受付に来た。


「この依頼を受けたいのですが手続きをお願いします」


「はい、この依頼ですねー。ああ、これはCランク以上のベテラン冒険者じゃないと受けれない依頼なの、ごめんね~」

この受付のねーちゃん、俺達を見た目で判断しおったぞ。


「えっと、僕たちCランクなんで受けたいのですが」


「え?・・・じゃあギルドカードを見せてくれるかな?」

こいつ、まだ信用してない顔だ。

俺達はギルドカードを差し出す


「あら、ほんとね。こんな小さな子達がCランクだなんてびっくりだわ」

おいおい、人の言うことを信用してなかったことを自白しおったぞ!


「最初からそう言っています」


「この依頼はもう一つ条件があるみたいね。どうやら海上での護衛任務だから海の魔物との交戦経験が必要ね。ぼくちゃん達はあるかのかな?」

なん・・・だと?まだ子ども扱いするのか。。


「キラーフィッシュやクラーケンなら戦いました」


「ああ、キラーフィッシュやクラーケンだと残念ならが・・え?クラーケン?」

クラーケンとの交戦経験は言っても信用されないようだ。


ギルドカードを何やら箱の中に入れて操作していると思ったら、

「あなた達があのクラーケンを???・・・。これ以上の適任はいないわ。受領手続きするわね」

ギルドカードに今までの熟したクエストが記憶されているからそれを見たのかな。

まったく、人の話を聞かない人ってキライだわ。


「はい、お願いします」


「依頼主はサーシェって商人ね。この依頼は護衛が決まったらすぐに出発するみたいね。今日護衛が決まったと伝えるから明日の朝には出発ね。7時に港の38番停泊所に第3サーシェ丸って船があるからそこに集合ね。任務は、乗員と積み荷の安全確保。期間は5日~10日程度。報酬は金貨で10枚。あと任務中の食事は依頼主が提供してくれるみたいね。あと、任務後はシーマに戻るなら別途料金で受け付けるって書いてあるわね。。。期間と条件の割に報酬が少なめだから残っていたののね。何か質問はある?」


とりあえずギルド職員として依頼内容の説明はちゃんとしてくれた。


「ありません。では明日の7時に港に行くようにします」


「はい、じゃあ手続きは完了。これ、ギルドカードね。幸運を祈っているわ、坊や」


手続きが終わり、俺達はギルドを出た。


「集合場所は港みたいだからそっちに向かおうか」


「そうだね。時間もあるし、歩いていかない?いろんなお店も見て回りたいし」


「それがいいにゃ!」


というわけで、俺達は港への道のりを歩くことにした。

途中、替えの下着を購入したり、露店で販売しているのを買い食いしたりして港へと歩き続けた。


来るときは馬車で数時間かかった道のりだ。歩くととても時間がかかる。

歩き出して数時間たったころ、俺とユイは見覚えのある後ろ姿を見つけた。


「あれ、ククリさんじゃない?」


「ほんとだ、おーい、ククリさーん」


少し距離があったため、俺達の声は町の喧騒にかき消され相手の耳に届くことは無かった。


「こんなところで何しているんだろう?」

「ちょっと様子を見に行こうか」


というわけで、ククリさんがいたあたりまで移動してきた。


が、裏路地が見えるだけでククリさんの姿はなかった。


裏路地にあるお店は・・・マーリンの奴隷商会と書いてあった。

「ククリさん、ここに入ったのかな?」


「奴隷商会ってちょっと俺達には敷居が高すぎるね」


「そうにゃ、こんなところさっさと通り過ぎるのが一番にゃ!」


俺達は以前人攫いにあって危うく奴隷にされるところだったことがある。

ライカもジーナもリンダも奴隷商会なんて関わり合いになりたくないだろう。


「そうだね、じゃ港へと向かうか」


ククリさんのことは気がかりだったが、まぁ特別用事があるわけでもなし。

俺達は引き続き港へと向かっていった。


もうすぐで港に辿り着く、、、というあたりですっかり陽が沈んでしまったので俺達はこの辺りにある宿に一泊することにした。

この前みたいに豪華な宿ではなく、普通の冒険者や旅人が利用する宿だから値段も内容も予想通りだ。

夕食も宿の1階にある食堂みたいなところで取った。

そうして一日が終わった。

今季最強の寒波に33-4で大敗しました。

お外なんて出たくない!

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□頭脳派脳筋の異世界転生もよろしくお願いします。
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