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未来からのメッセージ
花子は食べ終わると、スマホでメールのチェックをした。
題名にはこうある。
『過去の私へ。読めなかったら山田に聞きなさい。彼が翻訳してくれる』
本文:e88ab1e5ad90e58588e7949fe38082e7a781e381af32313030e381aee38182e381aae3819...
「何よコレ、読める筈ないでしょ」
画面を突きつける花子に、山田は一瞥もくれず「なるほどな」と呟いた。
「今教えても良いって事か。花子先生が言うなら間違いないな」
「ふざけないでよ!」
花子はさらに詰め寄る。だが山田は動じず、店内の古びた壁に向かって声を張った。
「店長! コーヒー2つ頼む」
湯気の立つ中華屋の空間に、あまりにも似合わない注文が響いた。
「未来の花子先生からだよ。時間の超えかたを俺から聞けってバイナリーで送ってる。おそらくJessica対策だ。講義を始めても良いがコーヒーくらい飲ませてくれ。」時空を超越してるの?この男は、でも本当に未来の私だとしたら、メールアドレスも、今のタイミングも完全に計算に入ってるし、それを知るのは私しかいない筈。




