表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
四神伝説~散々支配してきたブリキ共に鉄槌を下してやんよ~  作者: 統氏


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

90/96

90話 四獣バングル便利過ぎる...

警報が鳴り響く。



「――敵性反応接近」


「施設外周に機械兵多数確認」



格納庫が揺れる。


遠くで爆発音。



「このままじゃ……!」



「チッ、もう来やがったか……!」



「時間がない」



昇は振り返る。


視線の先――


四獣神。



「行くぞ!!」



4人はそれぞれの機体へ走る。


コックピットへ飛び込む。



視界が立ち上がる。


システム起動。



「起動!!」



――沈黙。



「……は?」



動かない。



「おい、動けよ!!」



「反応が……ありません……!」



「……やはり、ダメか」



外では爆発音がさらに近づく。


床が揺れる。



昇が操縦席を叩く。


「動けよ!!」



「来いよ!!」



「まだ終わらせません!」



「……」



それでも――


動かない。



昇の手が止まる。



「……くそ」



一瞬。


沈黙。



その中で――


記憶がよみがえる。



戦ってきた日々。


交わした言葉。


そして――別れ。



昇が、ゆっくりと顔を上げる。



「……こんなところで終われるか」



「まだやれるだろ……!」



「まだ終わらせません!」



「……」



一瞬の静寂。



次の瞬間――



「「「「動けぇぇぇぇ!!」」」」



四人は同時に、


コックピットの操作盤を叩きつけた。



四人の腕の四獣バングルが、


一斉に光を放つ。



格納庫が震える。



四獣AIの声。



「……通常とは異なる反応を検知」


「これは――」


一瞬の間。


「適合者の感情と四獣バングルが共鳴しています」



「記録が……呼び起こされています」




光が、機体へと流れ込む。



そして――



「来るぞ、昇」



昇の目が見開く。



「……え」



次の瞬間、


涙がこぼれる。



笑いながら。



「帰ってきたのに……いきなりそのセリフかよ……!」



「……は?」



一瞬止まり、


そして笑う。



「……マジかよ」



「……あ……」



そのまま涙があふれる。



剣は何も言わない。


ただ――


静かに一筋の涙を流した。



昇が前を見る。



「……行くぞ」



三人が頷く。



そして――



「「「「一緒に戦うぞ!!」」」」


「「「「ああ!!」」」」



その瞬間――



四獣神の装甲が、


わずかに光を帯びた。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ