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四神伝説~散々支配してきたブリキ共に鉄槌を下してやんよ~  作者: 統氏


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88/96

88話 87話と88話は合体させて良かったんだけどね 切った

格納庫。


四獣神は、動かないままだった。



「……なんでだよ」


もう一度、操作を叩く。


「起動!!」



――反応なし。



「くそっ!!」


昇がコックピット内で苛立つ。



「こっちもダメだ!」


「全然動かねぇ!」



「システムは起動しています……!」


「でも……機体が応答していません……!」



剣が冷静に分析する。


「入力は通っている」


「だが出力に変換されていない」



沈黙。


理解できない現象。



その時。


四獣AIの声が響く。



「――原因を特定しました」



「は?」



「原因……?」



「現在の適合率では、四獣神の起動条件を満たしていません」



一瞬、空気が止まる。



「……適合率?」



剣が低く呟く。


「今まで問題になったことはないはずだ」



守も続く。


「はい……四獣王では問題なく……」



昇が苛立つ。


「じゃあなんで今さらだよ!!」



博士たちがざわつく。


「適合率の低下……?」


「いや、そんなはずは……」


「新機体の影響か……?」



一人の博士が言う。


「機体側の調整が必要ではないか?」



「制御システムを再調整すれば――」



その時。


四獣AIが遮る。



「――不要です」



静寂。



「問題は機体側には存在しません」



全員の視線が止まる。



「原因は――」



わずかな間。



「あなた達です」



沈黙。



「……は?」



「いやいや、待てって」



「僕たち……?」



剣も、言葉を止める。



四獣AIが続ける。



「現在の精神状態では」


「四獣神の要求する適合条件を満たしていません」



昇が顔をしかめる。


「精神状態って……なんだよそれ」



答えは返ってこない。



ただ一つ、分かること。



問題は――


自分たちにある。



誰も、何も言えなかった。



四獣神は動かない。



そして四人は、


その場に立ち尽くすしかなかった。


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