表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
四神伝説~散々支配してきたブリキ共に鉄槌を下してやんよ~  作者: 統氏


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

87/95

87話 新しいOPの時に新機体がアニメ出る前にOPで判明するの好き

格納庫のシャッターが、ゆっくりと開いていく。


重い音が響く中――


その姿が現れた。



並ぶ、四機の新たな機体。


以前の四獣王とは明らかに違う。


装甲は研ぎ澄まされ、


麒麟のパーツが組み込まれたその姿は――


ただ強いだけじゃない。


どこか“神格化”されたような威圧感を放っていた。



「……これが」


昇が、小さく呟く。


「四獣神……」


その声に、以前のような勢いはない。



焔も、珍しく静かだった。


「……すげぇな」


だがその言葉にも、


どこか影がある。



守は、不安そうに見上げる。


「本当に……動くんでしょうか……」



剣は目を細め、機体を見つめる。


「……構造が変わっている」


「単なる修復じゃないな」



博士が前に出る。


「四獣神は、出力とエネルギー量を大幅に引き上げている」


「それだけではない」



「エネルギー制御の精度を、さらに細かくした」


守が反応する。


「制御を……」



「これにより、今まで以上に戦い方の幅が広がる」


焔が低く言う。


「……その言い方だと」


「簡単じゃねぇってことだろ」



博士は頷いた。


「操作は難しくなる」


「制御を誤れば、エネルギーは無駄に消える」


「最悪――自分を追い込むことにもなる」



昇は、少しだけ視線を落とす。


「……訓練すれば大丈夫だろ」


だが、その口調に力はない。



剣が静かに続ける。


「だが、その分――」


「扱えれば、今まで以上の力を引き出せる」



博士はさらに言葉を重ねる。


「武装も同様だ」


「新しいものではない」


「だが、すべて性能が変わっている」



昇が眉を上げる。


「ドラゴブレードの性能が変わるってことか」


「ああ」



「出力を上げれば広範囲」


「絞れば一点に集中した高威力」



守も頷く。


「盾も……攻撃に転用できますね……」



昇は黙って機体を見上げる。


しばらくして、小さく息を吐いた。



「……とりあえず」


「動かしてみるか」



その一言も、


以前のような勢いはない。



「そうですね……」


守が頷き、


焔も肩をすくめる。


「やるしかねぇしな」



剣が短く言う。


「確認は必要だ」



4人はそれぞれの機体へ向かう。


コックピットへ乗り込む。



視界が立ち上がる。


システムが起動する。


だが――


どこか、違和感があった。



昇はレバーを握る。


少しだけ、力を込める。



「……起動」



沈黙。



「……?」


昇の眉が動く。



「もう一回……」



「起動!!」



――反応なし。



守の声が震える。


「……動きません……」



焔が苛立つ。


「おい……どうなってんだよ」



剣が冷静に言う。


「信号は通っている」


「だが……機体が応答しない」



昇は無言で前を見つめる。



そして、


小さく吐き捨てた。



「……なんでだよ」



もう一度、操作を叩く。



「起動!!」



――沈黙。



完全に。



何も、起きない。



昇が俯く。



「……ふざけんなよ」



四獣神は――


ただそこに立っているだけだった。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ