81話 和解する流れになったら完結しちゃうからやれ! YESダイナマイト!!!
ただのモブは出しません
美味しく使うための調味料です
月面。
新たな姿となった四獣王――
アルティメット四獣王が、王と対峙する。
昇
「行くぞ、アルティメット四獣王!」
剣
「……名前をなんとか出来ないのか?」
焔
「いいじゃん!アルティメット四獣王!」
守
「えぇ……」
次の瞬間。
両者が同時に動く。
激突。
衝撃が月面を揺らす。
拳と刃。
蹴りと防御。
すべてがぶつかり合う。
だが――
互角。
昇
「いける……!」
焔
「さっきまでとは全然違う!」
守
「出力、安定しています!」
剣
「だが油断するな」
その時。
王の動きが止まる。
そして。
初めて――声を発した。
「何故貴様らは」
「我々の管理を受けないのだ?」
四人が固まる。
昇
「……え?」
焔
「喋った!?」
守
「え、機械兵って喋るんですか!?」
王は続ける。
「我々が管理していれば」
「争いのない世界になるのだぞ」
沈黙。
突然の問い。
答えが出ない。
三人の視線が自然と集まる。
剣へ。
剣は少しだけ目を閉じてから言う。
「……お前たちは管理のつもりでも」
「俺たちからすればそれは支配だ」
「だから共存はできない」
王は即答する。
「支配ではない」
「これは管理だ」
「我らが世界を管理し」
「平和にする」
昇が歯を食いしばる。
焔が睨む。
守が拳を握る。
剣が静かに言う。
「……なら」
「戦って証明するしかない」
再び構える。
その時――
遠くから爆発音。
全員の視線がそちらへ向く。
昇
「なんだ!?」
月面都市の一角。
煙が上がっている。
そして。
叫び声。
「今日こそ機械兵をぶっ潰してやるぜ!!」
「行くぞ!!」
守
「な、なんなんですかあの人達!?」
博士が驚いた声で言う。
「彼らは……素行は悪いが……」
「あそこまでではなかったはずだ」
さらに声が響く。
「焔のブラザーは見当たらねえが!」
「きっとどっかで機械兵を爆破してるはずだ!」
「負けてられねえ!」
「行くぞ!!」
「「「「YESダイナマイト!!」」」」
昇
「なんだアイツら!?」
一瞬の沈黙。
そして。
ゆっくりと昇が言う。
「……焔」
焔
「……はい」
昇
「知り合い?」
焔
「……まぁ……ちょっと……」
剣
「……焔」
焔
「……はい……」
剣
「帰ったら話がある」
焔
「……はい……」
そのやり取りを見ていた王が言う。
「やはり人間は愚かだ」
「我々が管理しなければ」
言葉が、重く落ちる。
四人は――
何も言えなかった。
王が再び構える。
戦いは、まだ終わっていない。




