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四神伝説~散々支配してきたブリキ共に鉄槌を下してやんよ~  作者: 統氏


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79話 王登場までにめちゃくちゃ時間かかりました バングルやAIなんて作る予定無かったのに...

月面都市の外れ。


四獣王の前に立つ黒い機体。


静かに立っているだけなのに、周囲の空気が重く感じる。


昇の父がその姿を見て息を飲んだ。


「……あれが」


昇が聞く。


「父さん、あいつは?」


父は低く答えた。


「機械兵の王だ」


一瞬、全員の動きが止まる。


博士たちは月で捕まっている間、機械兵の情報を調べていた。


そこで分かった存在。


機械兵を統べる頂点。


――王。


父が続ける。


「なぜか月でしか行動できない」


「だが……」


「今までの機械兵とは格が違う」


昇が操縦桿を握る。


「王だろうが関係ねえ」


焔の声が通信に入る。


「やるしかねえだろ」


剣が静かに言う。


「作戦は変えない」


「昇、焔」


「前に出ろ」


ドラゴンウェアが地面を蹴る。


フェニックスウェアも続いた。


「行くぞ!」


「任せろ!」


二機が王へ突っ込む。


ドラゴンウェアの剣撃。


フェニックスウェアの蹴り。


連続攻撃。


だが。


王はほとんど動かない。


次の瞬間。


王の腕がわずかに動く。


衝撃。


ドラゴンウェアが弾き飛ばされる。


「ぐっ!」


フェニックスウェアも衝撃波で吹き飛ぶ。


「チッ……!」


守が叫ぶ。


「防御に入ります!」


タートルウェアが盾を構える。


王の攻撃が落ちる。


盾が軋む。


「重い……!」


剣の声が入る。


「昇」


「焔」


「もう一度行け」


昇が笑う。


「言われなくても!」


ドラゴンウェアが再び突撃する。


フェニックスウェアも横から回り込む。


二機が同時に攻撃を仕掛ける。


王が二機へ意識を向けた。


その瞬間。


剣が呟く。


「今だ」


タイガーウェアが地面を蹴る。


一瞬で距離を詰める。


鋭い爪が振り抜かれた。


火花。


王の装甲がわずかに削れる。


昇が叫ぶ。


「入った!」


「いいぞ剣!」


しかし次の瞬間。


王の腕が動く。


衝撃。


タイガーウェアが吹き飛ばされた。


「……!」


地面を転がり、停止する。


「剣!」


王はゆっくりと立っている。


削れた装甲。


だが。


ダメージはほとんどない。


守が震えた声で言う。


「今の攻撃で……」


焔が吐き捨てる。


「冗談だろ」


昇が歯を食いしばる。


「強すぎる……」


王が一歩前へ出る。


その一歩だけで地面が揺れた。


剣の声が静かに響く。


「まだ戦える」


「当たり前だ」


「ここで終わるわけねえ」


「絶対に諦めません」


四獣王が再び構える。


王が腕を上げる。


黒い機体の装甲の隙間から光が漏れる。


「エネルギー反応が急上昇しています!」


「来るぞ」


次の瞬間――


王が動いた。


――続く。

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