64話 受け専 しかタイトル思いつかなかった
《警報》
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「高出力反応を検知」
「麒麟です」
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剣が言う。
「出るぞ」
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四人は頷く。
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四獣バングルが光る。
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「来い!!」
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四機の四獣王が出現する。
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空中。
そこにいた。
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黒。
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光を吸い込むような漆黒の装甲。
装甲の隙間から紫の光が脈動している。
鼓動のようなエネルギー。
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麒麟。
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四獣AIが告げる。
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「麒麟稼働時間」
「カウント開始」
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《03:00》
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次の瞬間。
麒麟が消えた。
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「右――!」
剣が叫ぶ。
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衝撃。
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ドラゴンウェアの腹部に拳が突き刺さる。
装甲が歪み、機体が浮く。
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「ぐあっ!!」
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吹き飛ばされる。
地面を削りながら滑る。
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「速すぎる……!」
守が叫ぶ。
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フェニックスウェアが上空から急降下する。
「こっちだ!!」
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高出力レーザー。
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だが。
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麒麟は最小動作で回避。
次の瞬間、朱雀の背後に回り込む。
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「な――」
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回し蹴り。
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直撃。
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フェニックスウェアが回転しながら弾き飛ばされる。
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タイガーウェアが横から斬り込む。
「止める」
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爪が黒装甲を裂く。
火花。
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だが浅い。
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麒麟の肘打ち。
衝撃が白虎の胸部に叩き込まれる。
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空気が震える。
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「重い……!」
剣が歯を食いしばる。
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玄武が前に出る。
「守ります!!」
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紫の装甲が展開。
巨大盾。
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麒麟の拳が叩きつけられる。
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鈍い衝撃音。
盾表面に亀裂。
地面が陥没する。
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「防御出力上昇!」
守が叫ぶ。
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それでも押される。
足が沈む。
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麒麟が再び消える。
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空中。
ドラゴンウェアの真上。
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「昇!」
焔が叫ぶ。
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麒麟が真上から落下してくる。
振り下ろされた拳。
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昇が咄嗟に腕で受ける。
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衝撃。
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機体が膝をつく。
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「……相変わらずバケモンだな」
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剣が指示を出す。
「散開。囲め」
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四機が同時に動く。
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フェニックスウェアが上空から火力を浴びせる。
爆炎で視界を遮る。
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タイガーウェアが横から踏み込み、
爪で麒麟の腕の軌道を逸らす。
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正面ではタートルウェアが盾を構え、
衝撃を受け止めて動きを止める。
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その隙に。
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ドラゴンウェアが高速機動で背後へ回り込む。
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だが。
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麒麟は最短距離で反応する。
無駄がない。
回避の先に拳が置かれている。
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「くっ……!」
焔が叫ぶ。
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《02:00》
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四獣AI。
「残り二分です」
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守。
「……は?」
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「残り二分!?」
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焔が叫ぶ。
「長すぎだろ!!」
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剣も低く言う。
「まだそんなにあるのか……」
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麒麟は止まらない。
動きは衰えない。
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だが。
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昇だけが笑った。
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「上等だ」
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「まだいける」
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ドラゴンウェアが再び踏み込む。
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戦いは続く。




