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四神伝説~散々支配してきたブリキ共に鉄槌を下してやんよ~  作者: 統氏


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61/96

61話 そういえば親父達が誘拐されてから2ヶ月経ってる事にしといてください

 施設格納庫。


 静まり返っていた。



 誰も喋らない。



 戦闘の記録だけがモニターに流れている。



 敗北。



 四獣合体。


 それでも届かなかった。



 昇は拳を握っていた。



「……クソ」



 守が小さく言う。


「僕たち……」


「勝てるんでしょうか……」



 焔も答えない。



 剣はモニターを見ている。



 四獣AIが告げる。



「戦闘データ解析完了」



「対象個体は」


「四獣王と同系統技術で構成されています」



 守が驚く。


「同じ……技術……」



「はい」



「さらに」



「四獣合体出力を上回っています」



 沈黙。



 昇の目が揺れる。



「……は?」



 焔が低く言う。


「上回ってる……?」



 四獣AI。



「はい」


「総合性能において劣っています」



 現実。



 圧倒的な差。



 守の声が震える。


「そんな……」



 昇が叫ぶ。


「じゃあどうすんだよ!!」



 誰も答えない。



 剣が静かに言う。


「今のままでは無理だ」



 重い言葉。



 沈黙が落ちる。



 敗北。



 初めてだった。



 絶対に勝てないかもしれないと。


 思ったのは。



 その時。



 ノイズ。



《通信反応》



 全員が顔を上げる。



「……?」



 四獣AI。



「未知の信号を受信」



 ノイズが増える。



 音声が混じる。



 そして。



『――聞こえるか』



 声。



 昇の目が見開く。



「……父さん?」


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