103話 昇と焔以外は流石に訓練だと四獣合体出来ないとなんとなく思ってたけど出来る可能性もあるしやる前から言うと気分を害する可能性があるやつが2人いるから言えなかったやつ
翌日。
整備室の大型扉がゆっくりと開く。
修復を終えたタイガーウェアとタートルウェアが姿を現した。
剣の父はタイガーウェアを軽く叩く。
「待たせたな」
守の父も笑いながらタートルウェアを見る。
「しっかり仕上げといたぞ」
タイガーウェアが静かに応える。
『問題ない』
タートルウェアも続く。
『いつでも出撃可能だ』
昇は思わず笑う。
「やっと直ったな!」
焔も腕を組みながら頷く。
「これで全員揃ったな」
昇の父は四人を見回した。
「修復も終わった」
「早速、タイガーウェアとタートルウェアの四獣合体訓練を始める」
四人は力強く返事をする。
「はい!」
訓練場。
剣と守は向かい合って立つ。
互いに頷き、同時に叫んだ。
「「×四獣神!!」」
しかし――。
何も起こらない。
守は辺りを見回した。
「あれ……?」
もう一度。
「「×四獣神!!」」
やはり反応はない。
昇は首を傾げる。
「なんでだ?」
焔も不思議そうに腕を組む。
「反応すらしねぇな」
剣は落ち着いた様子で二人を見る。
「やはり無理だったか」
昇は驚く。
「わかってたのか?」
剣は静かに頷いた。
「実戦じゃない以上、四獣合体はできないと思っていた」
「だが、確認は必要だった」
守も納得したように頷く。
「実際に試したからこそ分かりましたね」
昇は苦笑いする。
「なるほどな」
昇の父は全員を見回した。
「結果は分かった」
「訓練を続けるぞ」
四人は再び訓練を始めた。
しばらくして。
昇はドラゴンウェアを動かしながら首を傾げる。
「……なんか変だな」
ドラゴンウェアが問いかける。
『どうした?』
昇は腕を動かし、その場で軽く跳ぶ。
「分かんねぇ」
「でも何か違和感がある」
少し離れた場所では焔も首を傾げていた。
「俺もだ」
フェニックスウェアが静かに答える。
『俺も違和感を感じている』
『だが原因が分からん』
ドラゴンウェアも続ける。
『俺も同じだ』
『何がおかしいのか説明できない』




