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四神伝説~散々支配してきたブリキ共に鉄槌を下してやんよ~  作者: 統氏


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100/110

100話 四獣合体④ 本当に100話のタイトルか?

遂に100話です。

皆様本当にありがとうございます。

これからもよろしくお願いします

戦場に静寂が流れる。


その時だった。


昇の四獣バングルが眩しく輝き始める。


「なんかいつもよりめちゃくちゃ光ってね……?」


ドラゴンウェアが小さく笑った。


『やっと条件が整った』


一方その頃。


焔も光る四獣バングルを見つめていた。


「うわ、眩しすぎてチカチカするけど光抑えてくれない?」


フェニックスウェアは呆れている。


『感想それか?』


昇はドラゴンウェアへ問いかける。


「条件ってどういうことだ?」


ドラゴンウェアは静かに答える。


『お前達は四獣合体ばかりを意識しすぎた』


『合体しよう、合わせようと考えるほど動きはぎこちなくなる』


『だから適合率も乱れていた』


昇は少し俯く。


「あの時からずっとか……」


フェニックスウェアが続ける。


『だが、さっきは違った』


『お前達は喧嘩をして好き勝手に戦った』


『それでも自然と支え合っていた』


昇は戦闘を思い返す。


敵へ斬り込もうとした瞬間。


フェニックスウェアが敵の周囲へ炎を放つ。


炎に囲まれた機械兵は一瞬だけ動きを止めた。


その隙を逃さず、ドラゴブレードが機械兵を切り裂いた。


「……あ」


焔も思い返していた。


攻撃へ移ろうとした瞬間。


ドラゴンウェアが正面から斬り込み、敵の意識を引き付ける。


その隙にフェニックスウェアの炎が直撃した。


「そういうことか……」


フェニックスウェアは少し笑う。


『それがお前達本来の戦い方だ』


『今まで積み重ねた戦いが身体に染み付いている』


焔は少し不満そうに口を開く。


「だったら最初から教えてくれよ」


フェニックスウェアは淡々と言う。


『教えたら、お前はもっと合わせようとしただろ?』


『そうなれば余計にぎこちなくなっていた』


ドラゴンウェアも続ける。


『だから俺達は待った』


『お前達自身が答えへ辿り着くまでな』


昇は照れ臭そうに笑う。


「なるほどな……」


焔も苦笑した。


「遠回りだったけど納得だ」


少しの沈黙。


昇は通信ボタンへ手を伸ばす。


焔も同じだった。


通信が繋がる。


一瞬だけ沈黙が流れる。


そして――


「「ごめん!」」


二人は同時に頭を下げた。


「……」


「……」


次の瞬間。


「「はははははっ!」」


二人は思わず笑い出す。


昇は笑いながら言う。


「後で剣達にも謝らねぇとな」


焔も頷いた。


「ああ」


その瞬間、二人の四獣バングルがさらに強く輝き始める。


ドラゴンウェアが叫ぶ。


『昇!』


フェニックスウェアも続く。


『焔!』


昇は拳を握る。


「行くぞ!」


焔も力強く頷く。


「ああ!」


二人は同時に叫んだ。


「「×(クロス)四獣神!!」」


二つの光が天へ伸びる。


ドラゴンウェアとフェニックスウェアは眩い光に包まれ、一つへと融合していく。


雷鳴が轟き、黄金色の雷が新たな機体を包み込む。


これまでとは比べものにならないほどのエネルギーが周囲へ溢れ出し、新たな四獣神がゆっくりと大地へ降り立った。

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