表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
20/76

08 ムサシ01

 ムサシは虎ノ門の街を全速力で走った。

 一旦、新橋方面の路地を進んでから左折して北に向かう。レーダーを見ると敵の二つの赤い点がほぼ正面の方角を回り込むように移動している。


 ハルが敵ドローンのカメラをハッキングしてこちらの姿を消去しているから、ムサシの存在は知られていないはずだ。

 ムサシはさらに歩みを速め、一直線に敵に向かう。


 赤い点がすぐ前方の角を右折して南に向きを変えた、ムサシは素早くビルの陰に身を潜めた。全身に軽い緊張が走る。


 剣で銃に勝つには奇襲が絶対条件である。さらにスピード、一瞬でもタイミングを外せばこちらが撃たれる。

 BAPの世界で剣をメインに使っているプレイヤーはほぼ皆無であった。ナイフなどを好んで使うプレイヤーもいるが、やはりメインの武装は銃である。

 当然の事だが、刀と銃の戦いでは刀の方が圧倒的に不利だ。近づく前に見つかってしまえば一方的にやられるだけだ。しかし一度接近してしまえばあとは腕次第で剣にも勝機はある。


 敵の足音が近づいて来る、ムサシは自分の心臓の音を聞いた。

「大丈夫、きっとやれる」

 ムサシは目を閉じて心の中でつぶやく。


『タッタッタッ』

 敵の足音が一段と大きくなった、その瞬間、ムサシはビルの陰から一気に躍り出た。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ