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07 トラノモン03
戦闘は続いている。
敵プレイヤーが続々と後方から集まって来る。ディケロメンバーはさすがに少しずつ圧され始めているようだった。
「みんな、あと五分耐えろ」
「了解!」
真田の耳元を銃弾の風切り音が通り過ぎた。真田の脳裏に先日の犬爆発に吹き飛ばされ皮膚を焼かれた感覚が浮かぶ。
BAPの中で銃で撃ち抜かれるとどんな感じがするのだろう。
―――臨死体験
それはある意味甘美な妄想のような気がした。
敵の銃撃がさらに増してきた、ディケロメンバーはよく持ちこたえていた。
「前に出ます援護よろしく!」
ジュリアが叫びながら立ち上がって走り出した。メンバーが一斉に連射する。
彼女のすらりとした後ろ姿が銃弾の飛び交う交差点を駆け抜ける。彼女を守らなくては、真田は精一杯の気合を込めて撃ちまくった。
弾が切れた。
口の中がカラカラになっていた。
真田がマガジンを交換しながらふとレーダーを見ると、先ほど右に回り込んでいた敵の赤い点が消えていた。




