1話 ギルダンとヌルポイントとあばたーと
ある意味事実に基づくフィクションです。その点、しっかりとご容赦ください。
「…アンナ?」
…
何を隠そう、アンナさんでは無かった。
チンアナゴの見分けなんかつくわけないよね。
俺は悪くない。うん。
「キュア!」
あれ?俺は今何を…
「ランさん?」
「プレたん、今、無双チンアナゴがどうとか、関西弁で叫んでたよ?(爆笑)」
微かに残る記憶。確かに`なんやねん`とか呟いていた気がしなくもない。
しかし、それ以上は思い出せない。ネヌルガルの猛者の嘆きをくらって混乱していたようだ。
俺はプレっぢ、ギルド`ネコアシ`に所属する魔法使いだ。さて、なんか爆笑されまくってるが、まずはネヌルガルを仕留めるか。
…
…
…
「「おつかれ(さま)〜」」
今日はまずまずの成果だったな。
日課であるギルドダンジョン、通称ギルダンを終えて帰宅し一息ついた頃、今日の白昼夢のような混乱の事を思い出す。
なんだったんだ。いつもの混乱は戻った時何も覚えていないのに、今日のはうっすら覚えている夢のような感覚。不思議だ。
無双チンアナゴってなんなんだ。こわい。
あ、なんか少し思い出せそうだ。
白い目… こっわ!!!
ちょ、こっわ!!!!!!!!!!
落ち着こう。深呼吸だ。
ひ〜〜〜〜〜ふぅーーーー …
ん?
ーマン?サラ…リーマン?なんだサラリーマンって。
聞いたことがない単語だ。
まてよ
はっ!まさか、これが前世の記憶というやつなのか?!転生とかそういう?!あれ的な?!無双的な?!
ムソウチンアナゴ
…
いや、やめよう。前世とか転生とかあんなものは妄想だ。誰かが適当に考えたファンタジーだ。
寝る。
もう寝るぞ!明日は朝からヒュヌドラ討伐に行くのだ。しっかり寝て回復しておかなければ。
なんだか腑に落ちない一日だった。
忘れよう。おやすみ。
…
翌朝、ヒュヌドラ討伐を終えて早めに帰宅した。
なにせギルドの話題がチンアナゴ一色なのだ。皆好き放題いいやがって…
クリあ「さらに進化してゴールデンちんアナゴに?w」
プレっぢ「それは進化というか改造じゃないっすかw」
ケンジー「おぉ!ゴールデンチンアナゴ、良いかも!!!」
aaaa「たぶん、最終は****チンアナゴに」
ラン「ゴールデンカ○イ的な感じがしていい!」
パレッ「謎www」
ちょっと面白かったけど…
あの白い目はホンキでヤバっかったんだぞ!
笑われるはイジられるはで誰もホンキにしてくれない!!いつもの事だからいいけどな!!!
まぁいい。
今日早く帰宅したホントの理由は、ヌルポイント、通称NPがいい感じにたまっているからだ。
NPはスキルレベルを上げるためのポイントで、確率は高く無いがスキルレベルを上げて強化する事ができる。俺のスキルはもうすぐカンスト。今のNPでは正直少し心許ないが、運が良ければ最後のスキルをマックスにできるだろう。
スキルがカンストしたらどうしようか。
ジョブチェンして自力の底上げをするか、装備を整えてさらに高みを目指すか。すでにジョブレベルもマックスで、ここまでくればどちらかでしか強くなれないのだ。
まぁ、カンストしてから考えるか。
あと一歩というところで失敗しまくっているメンバーも一杯いる。あと2レベル。何回で成功できるやら…
と、思っていたら、
なんと、
1レベルも上がらなかったぜ。
運が無さすぎる…チクショー!
しょうがない、ギルダン行くか。。。
「「こんばんは〜」」
ペコ「プレたん、チンアナゴのアバター見つかった?!?!www」
「探してないから!!探さないから!!チンアナゴじゃないから!!!」
「えーwww」
くっ、、
そんなアバター販売されるわけないだろぉぉぉぉ!!!
え?
ないよね?
ないよね?!
果たして続くのか!




