疲れているんですよね?
数分歩いていると大森林の出口に着いた。そこには食事がありもう食べている人もいた。
「エリスさん、カズさんは・・・かり・・・」
ティアはこちらを見て動きを止めた。
「何をしてるのでしょうか?」
「これは、カズマサが特訓で疲れて力が入らないっていうから手伝って―――ちょ、ちょっと」
俺の膝がプルプルと震え、エリスに寄りかかるようになった。
「す、すまん」
「別にいいけど・・・」
エリスは顔を赤くして言った。
「よいしょ」
「ん?」
いつの間にかティアがエリスの反対側に寄り添っていた。
「あれ?ティアさっきあそこにいたよな?」
「カズさんが辛そうだったので、助けようと思いまして」
「ああ。ありがとう?」
「どういたしまして」
ティアはにっこり笑ったが、なんか怖かった。2人がテーブルまで運んでくれた。
「じゃあ、食事持ってくるから」
エリスは配膳所に向かって行った。
「お待たせしました」
「え?」
横を見るとティアがいて、前には食事が置いてあった。今日のティアは機敏だな。
「では、あーん」
ティアはパンをちぎり、俺に食べさせようとしていた。
「て、ティアさん?」
「なんでしょうか?」
「俺は1人で―――」
「食べられませんよね?」
あれ?今度は肘が震えてきた。
「いや―――」
「疲れているんですよね?なので私が食事の手助けを致します」
有無を言わせない彼女の発言に
「お願いします」
俺がティアに食べさせてもらっていると
「あーーーー」
エリスが大声にびっくりした。
「ちょっと、何しているのよ」
「カズさんは疲れているので、私が食べさせていただけですよ」
「だけって・・・あのねぇ」
エリスはため息を吐くと、俺の隣に座り
「ティアは肉料理みたいね。私は魚料理をもらってきたから、魚をあげるわ。はい、あーん」
俺は素直に魚を食べた。
「カズさんは肉と魚どっちが好きなんですか?」
「え?」
「そうね。カズマサはどっちが好きなの?」
なんか鬼気迫る質問のように思えた。
「お待ちください。隊長」
「離せ」
初老の男性と、若い男性が揉めていた。




