模擬戦闘?(グレイグ視点あり)
「私があなたの相手をさせてもらう」
アームストロング中佐は体に鎧、拳にはガントレットつけていた。
「では、いきますぞ」
アームストロング中佐がこちらに向かってきた、俺はとっさに避けた。俺がいたところを見ると地面が抉れていた。
「中佐あんた・・・」
「これは模擬戦闘だが、ぬるくいくつもりはないぞ」
これは本気でやらないとやられるな。
「中佐がその気なら胸を貸してもらう」
「私が彼の鍛錬をするのですか?」
「そうじゃ」
ドワイドバース様からそう言われて、正直困惑した。私は武闘家で主に拳で戦う人間だ。だから槍で戦う彼に教えられるか不安だった。
「大丈夫じゃ。お主は彼と戦って鍛えてくれればよい」
戦闘訓練?それなら私でもできるが。
「それと鎧とガントレットはつけて戦うのじゃ」
鎧とガントレットをつける?
「私はガントレットはつけますが、鎧は使わない主義なのですが・・・」
「トージョーは非武装相手では十二位分に戦えん。じゃから鎧はつけるのじゃ。わかったかのう?」
そういうタイプは少なくない。彼がそういうタイプなら予備で持ってきた鎧をつけよう。
トージョー殿はかなり動きがよかった。初動は軽く当てるつもりだったが、避けられた。あの年齢で私の突進を避けられる人間はそういない。ゆえに少し嬉しくなった。彼は柔の戦士でこちらの攻撃を受け流すことに長けていた。何手か打ち合った後につい
「岩砕拳ーーー」
いかん、つい本気になって技を使ってしまった。だが、彼はこちらの攻撃を見切っていた。ならばと次の攻撃を繰り出すために彼の方へ走った。トージョー殿、砕けた岩を見ているがこちらを見ていなくていいのか?次は簡単にはいかんぞ。
「衝体拳」
衝撃は時間差で3連撃与えるこの技はどうだ?
「やばい」
そう言いながら彼は槍こそ折れながらも、無事のようだ。背中の呼びの槍を手に取り今度はこちらに向かってきた。私は身構えた。
「村時雨」
突いたの鎧の上だ。なにも・・・!私はその場で膝をついた。どういうことだ?鎧でガードしたはず・・・これはまさか
「こっちにも相手に衝撃を与える技があるんだよ」
「ふはははは」
まさかこちらが返り討ちにあうとは・・・こんな経験獄炎の鬼と戦って以来だな。
「さぁ続けようか」
私はトージョー殿との闘いに我を忘れて挑んだ。




