賭けの対象
「勝負は魔物狩りだ」
魔物狩り?ってきりタイマンを望みかと思ったが?
「一対一の戦いじゃないのか?」
俺がそう言うとローゼフはニヤっと笑い
「本当はお前とやりたいが、俺は加減ができなくてな、戦えばお前を殺してしまうからな。それは我慢してやる」
左官になるだけあって分別はできるようだな。
「わかった。制限時間は?」
「一時間、この砂時計の砂が全部落ちるまでだ」
ヨーゼフは砂時計を取り出した。一時間というだけあって砂の量も多かった。
「審判はどうする?」
「私がしよう」
アームストロング中佐が名乗りでた。
「俺は問題ないぜ」
俺も意義はなかったので
「よろしくお願いいたします。アームストロング中佐」
「うむ」
「頑張ってくださいね」
「負けるんじゃないわよ」
「ああ」
ティアとエリスは激励してくれた。
「俺は少佐に銀貨2枚賭けるぜ」
「おれは5枚だ」
「儂は金貨一枚を賭けるぞ」
軍人たちは俺たちの勝負を賭けの対象にしているようだ。
「こらぁ、お前たち―――」
アームストロング中佐は注意しようとした。
「いいですよ。中佐」
「トージョー殿?」
「彼らはデスマーチを前に緊張して体が日に日に固くなっています。これで少しは和らぐならいいと思いませんか?」
そう、軍人たちは未知の現象に怯え緊張し始めていた。これでは危険だと思っていた。だからヨーゼフの提案を受け入れたのだ。
「わかった」
アームストロング中佐はわかってくれたようだ。よかった。
「なら、私はトージョー殿に金貨100枚を賭けよう」
えっ?
「金貨100枚!」
「そんなに!」
「あの異世界人そんなに強いのか?」
「俺あの男に賭けようかな?」
「あっ、ずるいぞ」
軍人たちはざわざわ騒ぎ始めた。
「中佐・・・」
俺に過度に期待しないで欲しい。
俺とローゼフ、アームストロング中佐はは大森林の前にいた。
「準備はいいか?」
「ああ」
「では、両名準備はいいな?始め」
俺とヨーゼフは大森林に走り出した。




