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密約成立
「儂の気配に気づくとは大したものじゃ」
なにがたいしたものだよ。前とは違って気配を隠す気なかったくせに。
「約束は果たしてもらうぞ」
俺が言うと大長老は首を傾げ
「はて?何のことじゃ?」
「死者を出さずに共闘関係を結べたら、あんたもデスマーチ鎮圧に強力するって話をしただろう?」
「たしかにしたのう。しかしあれは死より惨い処置じゃと思うのじゃが?」
大長老はバルスがいる方向を見ていた。
「生きてなんぼのものだろう?」
「いつかお主に復讐するぞ」
「あいつが俺に復讐前に俺は元の世界に戻っているよ」
バルスは全治2ヶ月の怪我を負わせた、数日後デスマーチには完治は無理だろう。
「しかし、お主ブレッシングなしでその強さ、やるのう」
「降水流の教えにこうある。『敵は生かして倒すには5倍の力量差が必須』」
「・・・お主の強さへの渇望はそれか?」
「ああ。俺の育った国では人殺しはタブーだからな」
そのために、血反吐を吐きながら、鍛錬した。まさか異世界に転移して役立つとは思わなかったけどな。
「我が末裔は儂が管理するとしよう」
「それは助かる」
デスマーチの最中横やり入れられてもたまらないからな。
「これを」
俺は大長老にバルスに着けたシールリングの鍵を渡した。
「それじゃ、俺は寝るわ」
俺は家に足早に戻って行った。




