互角の戦い(バルス視点)
ヒューマンと私の攻撃に負けず劣らず攻撃してきた。なぜだ?アックスブレッシングで攻撃のキレは増しているのになぜこの男は対等に戦えている?
「貴様、ランスブレッシングはすでに発動していたのか?」
それならばこの攻防は納得できる。このヒューマンは私の襲撃に気づいていたのだから前もって発動していたのであろう。
「いや、残念ながら俺はそれを取得していない」
「嘘をつけ」
ブレッシングは発動相手に素でここまで戦えるはずがない。ましてやこのヒューマンは木製の槍で戦っている。普通なら一撃で粉々になっているはずなのに槍は少し削られているだけだ。
「アックスブレイカー」
二本の斧による連続攻撃だ。これで数多くの者を屠ってきた。
「ミンチになれーーー」
砂ぼこりで前が見えなくなるくらい振り下げた。だが、ヒューマンはおろか槍も無事だった。
「無傷だと・・・」
あれだけやったのに?
「いや、所々削られたかつお節のようにな」
槍をよく見るとたしかに削られている部分があったが薄皮一枚程度だった。
「おのれーーー。私を侮辱しよってーーー」
この男は・・・この男は今ここで殺さなければ。
「ブレッシングを発動させていない俺があんたと同等に戦えることに驚いているようだな?」
「!!!」
くっ、見破られている・・・
「俺とあんたが互角なのはあんたが原因だよ」
「なんだと!」
私が原因?どういうことだ?




