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家族だから

サンタを探し続けたあめ達。


そして辿り着いたのは、すべてが始まった港の公園でした。


その頃。


遠く離れたビルの屋上。


一つの黒い影は、

街の灯りを見下ろしながら笑っていた。


『キャハハハハハ』


風が吹く。


『やっぱり、幸せを壊される時が一番効くよね』


毒々しい硫黄色の瞳が、細く歪む。


『さあて』


『次は、誰を壊そうかなぁー』



そこは、あめの見覚えのない場所だった…


しかし雫は違った…急に溢れ出しそうな涙と崩れ落ちそうになる心と身体を必死で抑えた!


港の見える小さな公園。

遠くに並ぶコンテナと、数隻の船、街の喧騒から少し離れたその場所の階段にサンタは座っていた


「サンタさん!!」


驚いたようにサンタが顔を上げた


「なんで?!ここが…」


なおき君にお願いしてミニエルさんとエルさんに協力してもらった!


「どうして…?出ていかないでよ」



「私はみんなと居ない方がいいんだよ…不幸にしてしまうから」


「私は魔王サタン、堕天して魔王になったんだよ」


うんうん、あめが頷いた


雫も泣きながらあめの肩を抱いている


「私とあめをあの日からずっと守ってくれてて…どうして勝手に不幸になるって決めるの?」

「こんなに幸せな私たちを不幸になるって一方的に決めないでよ!」


こんなに言葉を荒げる雫をあめもサンタも見たことがなかった。


「あの時、悲しそうに手を振るわせながら私とあめの手を握ってくれてたサンタさんを見て、どうしてだろう、うちに来てと言ってしまったけど…」


「私間違えたなんて一度も思ったことないよ!?」


「サンタさん?迷惑だったの?」

雫の口から次々と言葉が溢れた


「サンタは首を横に振った」



「じゃ、なんで!?」


「私達はサンタさんに恩も返せないの?」



「恩なら返してもらった!たくさん、余る程…それぐらい幸せだったよ」


「でもだめなんだよ…」


「…魔王の私は欲しいと望んではダメなんだよ…」


「サタンは不幸を招くそして壊すと神に言われたんだよ、離れろと…」



「え?」


「神様?わざわざ!そんなこと言ったの?そんなこと言いに来る?しかもほとんど力を失ってるサンタさんに?!」

とミニエルが言った!


「本当それよね!!神様だった?」とエル



ーーその時、


《ズズズン!!》


『キャハハハハハッ』


この笑い方!忘れるわけが無い


「おい!」


ミニエルの顔色が変わる。


「…おい、またお前かー!」





ここまで読んでくださりありがとうございます。


ついにあめ達、サンタとの再会できました!


そして港公園。


第1章から続いてきた物語が、ここで一つの答えに辿り着きます。


……が。


そんな空気を読める相手ではありませんでした。



『私見えてます?』第3章あと2話で最終回です。


家族の物語。


堕天使の物語。


そして百年以上続いた因縁に、一つの決着がつきます。


どうか最後まで見届けてください。


初めてのバトル回です。ミニエル、エル、サンタの本気の技が炸裂します。


そしてこのあと、10分後に連投します!!



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