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なんかダンジョンできたわ  作者: アスタロト
5/8

青くて丸くて適度な弾力、それはもうソーダグミではなかろうか

 近くの公園にあるダンジョンにやって来た。いままで幾度となく遊び、見慣れた、どこにでもある量産型の公園だった。しかし、いままでと違うのは、ダンジョンだと思われる下へと続く階段と高さ3メートルほどの入り口のみだ。入り口は茶色い岩により出来ており、ドラゴ●ク●ストに出てきそうだ。

 中は異空間になっており、同じダンジョンに入っても、体を接触していない限り別の空間にとばされるらしい。なので、入るたびに出現するモンスターは変わらないが、内部の構造が変わるらしい。また、接触していても4人までしか同時に入れないそうだ。俺はソロなので関係ないが。

 さて、そろそろ入っていこうと思う。階段に足音が響く。今のうちに隠密を発動させておく。隠密はストーカーになったとき、いやストーカーと設定したときに得たスキルだ。効果はその名の通り敵から見つかり難くするものだ。効果はLv と器用、幸運に依存するらしい。

 階段を降りるとそこには洞窟が広がっていた。天井の一部がひかって明るくなっているが、そのぶん、でこぼこな壁に影がうまれている。

 一直線の道を進んでいると ペチャッペチャッ という音が聞こえてきた。思わず横の壁に隠れると奥のほうから青くて丸くて透き通った物体が少しづつ飛んで移動してきた。事前に調べた情報によるとあれはスライムでどのダンジョンにも出てくる最弱の魔物らしい。魔法で一発。物理攻撃でも真ん中に見える球体つまり核を壊すと倒せるらしい。

 俺は待ち伏せが発動された状態で、金属バットを構えた。待ち伏せは敵にバレてない状態で静止した時間だけ、静止のあと自動的に攻撃力が上昇するというスキルだ。ちなみに上昇率はスキルのLvによって変わり、Lv.1の現在では1.1倍だ。

 問題のスライムが近くに来た瞬間に金属バットを振り下ろした。バットはちょうどスライムの核にあたった。スライムはそのまま光の粒となって消え、スライムが居た位置に小さい石が現れた。

 無事に魔物の初討伐が完了した。スライムがドロップした小さくて丸い石はおそらく魔石だろう。

 そして、次の獲物を求めてダンジョン内を探索する。分かれ道がいくつも別れているので迷わないように左の壁に手をつけてあるく。

 歩くこと3分、新たなスライムを発見した。こちらも青くて丸くて透き通った柔らかそうな物体だ。見ているとふとソーダグミを思い出した。そう考えるともはやそれにしか見えない。........食えるんじゃね?いや、魔物だぞ。食えるはずがない。いや、誰もそんなこと証明していない。固定観念をぶち壊してこその俺だ。いや、でも。うーん

 そうこう考えているうちにスライムはすぐ近くまでやって来てしまった。そしてある決意をした。一発食べてみよう。と。

 スライムが自分の横に来た瞬間、バットを持って岩影から飛び出し、すかさずスライムに噛みついた。 

 口一杯にひろがる砂の味、そして口の中に残る弾力を持った身。丸でゼラチンで固めた泥水を食べているようだ。

 「クソマズっ」

と叫び、すぐさまスライムを金属バットで叩き潰して口の中のものを吐き出した。

 スライムは魔石をドロップし、どこか悲しげな様子で震えながら、光となって消えて行った。

 「ごめんな、スライムくん。勝手に食べて不味がって」

 とても可哀想なことをしてしまった。すると、

 《世界初の魔物の補食を確認しました。スキル:鑑定(特殊)Lv.-を付与しました。食べられないものと食べられるものは区別しましょう。》

 


 「は?」




今日は何故だか調子がいいです。

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