表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

192/212

第百九十話

 


(大体、佐々木ダンジョンで戦ったオーグルと同じくらいの強さか?)


 【極光】の出力は引き上げて、放ったのだが、思いのほかあっさりと、レッサードラゴンの頭を吹き飛ばすことに成功した。


 レッサードラゴンは、ワイバーンと同様に魔法耐性があるものの、その耐性はそこまで強力なものではない。


 レッサードラゴンにしても、ワイバーンにしても、その機動力が一番厄介な要素であり、攻略する上で気をつける必要があることだ。


(逃げようとしているな)


 レッサードラゴンは他のモンスターと比べ、頭がいい。


 ワイバーンは人間であれば、直ぐに襲う対象とするのに対して、レッサードラゴンは慎重さを持って、餌を見極める。


 ダンジョン内にいるモンスターらしくないモンスターであり、逃げへの移行も、ワイバーンよりもスムーズだ。


(だけど、逃げれるか)


 距離は一キロは離れているが、ここにいるのは魔術師である。


 俺たちと距離を取ろうとしたレッサードラゴンたちであったが、魔力でできた巨大な網によって捕らわれてしまった。


 人喰いペリカン戦でも使った【マジカル・ネット】である。


 レッサードラゴンたちは、ブレスによって網を焼き切ろうとしているが、生憎、これは魔力によってできた網である為、強度はかなりのものである。


 魔法耐性もこのようなケースでは意味をなさない。


 レッサードラゴン程度のブレスでは、離脱するまでに十秒は有するだろう。


 そして、十秒もあれば、他のメンバーが距離を詰めてしまえる。


「いただきます」


 篠森さんが直剣を抜き放ち、頭を斬り落とす。


 そして、竜の頭を細切れにしていた。


「何言っているんですか」


 東雲も抜き打ちでレッサードラゴンの首を両断し、頭も上から下まで割っていた。


 そのタイミングで、ソフィが最後のレッサードラゴンの眼球にブレスを放ち、ヴァルが投擲した槍が心臓を打ち抜いた。


「れんけいプレイ」


「キュイ」


 いつの間にか呼吸を合わせていた、ソフィとヴァルの見事の連携攻撃によって、最後の一体も絶命する。


 迅速な連携攻撃によって、一体も残すことなく、レッサードラゴンを討伐することに成功していた。


「どうしよう。あっさり終わっちゃったね」


 篠森さんとしては、もっと戦いを望んでいたのか、そんな言葉が出る。


 ここまではほとんど蹂躙のようなものであり、戦いといった形相を呈したものはなかったと言えた。


「俺としては十分ですけどね」


 摩天楼の第一階層を想定以上に探索できたし、稼ぎも十分だ。


 初めて、ドラゴンを狩ることもできたので、俺基準ではあるが、戦いの面でも満足している。


「伊藤君がそう言ってるなら、いいかな」


 篠森さんは少し残念そうだったが、今回はここでお開きにさせてもらう。


 俺は魔術で身体能力を強化し、全員で草原を走って出口へと向かい、ダンジョンから出ていくのであった。




読者の皆様、いつもありがとうございます。

今後とも、よろしくお願いいたします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ